原油相場は底堅く推移しているが、上げ幅は限定されている。米国とイランの対立激 化が、引き続き原油相場を下支えしている。トランプ米大統領はイランと協議が行われ ていないとしているが、両国が緊張感を高める動きを見せる可能性が高いとみられてい る。一方で、供給不安から急伸しないのは、サウジアラビアの出荷再開の兆候が見られ ることだ。サウジアラビアでは超大型タンカー(VLCC)に対する荷積みが進んでお り、アジアの製油所に購入の打診が行われていると報じられている。UAE沖で「瀬取 り」を行う形で輸出を行う見通しだ。実際に成功するのかは不透明感もあるが、一定規 模の流通は確保できるとの見方が、原油相場の上げ幅を限定している。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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