ドル売りが再燃、ユーロドルは1.17台に乗せる=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル売りが再燃、ユーロドルは1.17台に乗せる=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ドル売りが再燃している。昨日のNY時間に米財務省が長期債の買い戻しを倍増させると発表したことが背景。米債利回りの急低下とともにドル売りの動きが広がった。本日の東京市場ではドル売りの流れが一服していたが、ロンドン時間に入るとドルが再び売られている。ドル円は158円台後半から前半へと押し戻されている。ユーロドルは1.16台後半での揉み合いを上放れると、ロンドン時間には3カ月ぶりに1.17台に乗せている。ポンドドルは1.36付近での揉み合いから、1.36台半ばへと上伸。クロス円は東京時間からの円売りの流れを受けて一段高。ユーロ円は185円台半ば、ポンド円は216円台乗せへと上昇している。中東情勢に進展が見られないことを受けて、NY原油先物が88ドル台に上昇、米10年債利回りは4.67%台に上昇、欧州株は軟調に推移している。ただ、有事のドル買いやリスク警戒の円買いなどの動きはみられていない。前日の米財務省の発表というサプライズを受けたドル売り圧力が勝る状況となっている。

 ドル円は158円台前半での取引。東京早朝の158.03付近を安値に、その後は仲値にかけての外貨買いなどで堅調に推移した。東京午後には158.73付近まで高値を伸ばしている。しかし、その後は上値が抑えられており、再びドル安圧力に158円台前半へと押し戻されている。ロンドン時間には原油高、米債利回り上昇、欧州株安とリスク動向はネガティブだが、クロス円は上昇しており、全般的なドル売りを受けた動きとなっている。

 ユーロドルは1.17付近での取引。東京午前の1.1670付近を安値にロンドン時間に入ると上値を追う展開となっている。3カ月ぶりに1.17台に乗せると高値を1.1711付近に伸ばしている。前日に米財務省が長期債買戻しの増額を発表したことがドル安進行の契機となっている。ユーロ円は185円台前半での取引。東京早朝の184.57付近を安値に一貫して買われている。ロンドン序盤には高値を185.47付近まで伸ばし、その後も高値圏で推移している。対ポンドではややユーロは軟調。独連銀月報では「ドイツ経済、今四半期は良くても緩やかな成長にとどまる可能性」「悪天候が経済回復の足かせとなっている」などと指摘されている。

 ポンドドルは1.36台半ばでの取引。東京午前の1.3595付近を安値に、ロンドン時間に入ると買いが強まっている。足元では高値を1.3659付近まで伸ばしている。ポンド円も堅調。東京早朝の215.04付近を安値に買われ、ロンドン時間には高値を216.19付近に更新している。原油高がポンド買いにつながった面も指摘される。ユーロポンドは0.8585付近から0.8573付近へと小安く推移している。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。