アジア株 米イラン衝突限定的か、CXMT驚異的決算が韓国テックを直撃

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 米イラン衝突限定的か、CXMT驚異的決算が韓国テックを直撃

東京時間11:01現在
香港ハンセン指数   25351.43(-233.36 -0.91%)
中国上海総合指数  3939.96(-12.22 -0.31%)
台湾加権指数     45824.84(-506.61 -1.09%)
韓国総合株価指数  6652.99(-135.89 -2.00%)
豪ASX200指数    9087.50(-4.79 -0.05%)

アジア株は軒並み下落、米イラン衝突再開で市場心理が悪化している。

米国がおよそ1カ月ぶりにイランの軍事施設を攻撃、報復措置としてイランはヨルダンにある米軍基地を攻撃した。米イラン応酬を受けNY原油価格は時間外で大幅上昇して始まったが、その後原油高は一服している。時間外で米債券は買い戻されており利回りは低下。

米国によるイラン攻撃は限定的との見方が広がっている。ミサイル枯渇が深刻化しているほか中間選挙を控えているため大規模な攻撃はせず、その代わりに経済制裁を「毎週」発表する予定だ。

香港株は下落。原油高とウォーシュFRB議長のタカ派講演を受け米国の9月利上げ観測が高まっている。香港は金融政策を米国に連動させているため、FRB政策に左右される。

韓国株は大幅安、SKハイニックスとサムスン電子が下げを主導。中国半導体メモリ最大手「CXMT」の好決算は韓国のテック企業にとって脅威となろう。

CXMTの上半期売上高は前年同期比で873%増と驚異的な伸びを記録した。同社は世界的なDRAM供給制約は下半期も続くと予想している。研究開発費は前年比87%増加の68億6000万元に達し、研究開発チームは61%増の7500人に拡大した。

CXMTは上場後も堅調に推移しており、時価総額はテンセントホールディングスを上回り中国首位をキープしている。米ゴールドマンサックスはCXMT株は世界の同業他社と比べて「大幅に割安」と指摘。

豪州市場では9月利上げ観測が急浮上している。きょう発表された民間の8月インフレ調査は前年比+4.8%と前回+4.0%から伸び加速し、2023年末以来の高水準を記録した。民間によるインフレ調査はマイナーではあるものの、政府公式統計よりも早く出るため先行指標として注目度は高めだ。中銀は物価に神経をとがらせているため、強い数字は中銀のタカ派姿勢をさらに強める可能性がある。

ただ、今週発表されるGDPと住宅統計が利上げ観測を後退させる可能性がある。第2四半期GDPは住宅市場の深刻な落ち込みにより伸びが減速する見通し。その住宅価格は3回の利上げと住宅税制優遇措置の縮小により、8月に2022年以来最大の下落を記録した可能性がある。

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