ドル売り優勢、先週末のドル高に調整、円買いの動きも ドル円159円台後半=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ドル売り優勢、先週末のドル高に調整、円買いの動きも ドル円159円台後半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場では、ドル売りとともに円買いの動きが優勢。先週末にはウォーシュ米FRB議長のタカ派発言に市場はドル買いを強めた経緯がある。しかし、週明けにはドル買いは一巡し、調整色が強くなっている。ユーロドルはロンドン時間に1.16台乗せへと上昇。ポンドドルは一時1.35台半ばまで買われた。ドイツ各州ごとのCPI前年比が上振れしたことがユーロ買いにつながる面もあり、対ポンドでのユーロ買いが鮮明になっている。ドル円は東京市場で160円台から159円台後半へと下落。ベッセント米財務長官が「日銀総裁は正しい判断下すと期待」などと日銀の早期利上げに向けた圧力を掛けたことが円買いを誘った。ロンドン時間にはさらに159.50割れ水準まで下落した。ただ、ドル円159.65-70レベル、ユーロドル1.1600レベルなどに大規模なNYカット・オプションが観測されており、同水準へと引き寄せられている。ドル売りや円買いの動きは落ち着いてきている。なお、本日は英国がバンクホリデーのため英株式市場は休場となっている。

 ドル円は159円台後半での取引。東京朝方の160.20付近を高値に、東京市場では159.70付近まで下落した。ベッセント米財務長官発言が日銀に早期利上げを促す内容と市場がとらえたことが背景。ロンドン時間に入ると一段と売られ、安値を159.48付近に更新した。ただ、NYカット・オプション観測もあって159.70台へと下げ渋っている。

 ユーロドルは1.16付近での取引。東京早朝の1.1579付近を安値に底堅く推移している。ロンドン序盤には一時1.1606付近に高値を伸ばした。先週末のウォーシュ米FRB議長発言がタカ派的だったことでドル買いが強まった経緯があり、週明けの市場ではポジション調整が入った格好。ただ、1.1600にNYカット・オプション観測があり、同水準を挟んで値動きが膠着している。ユーロ円はドル円とともに軟化。東京早朝の185.64付近を高値にロンドン序盤には184.92付近まで下押しされた。足元では185円台前半に下げ渋っている。対ポンドでユーロ買いが優勢となっている。全国版に先立って発表されたドイツ各州ごとのCPI前年比が上振れしたことに反応したもよう。

 ポンドドルは1.35台前半での取引。東京早朝の1.3529付近を安値に、ロンドン序盤には1.3556付近まで買われた。その後は1.3540付近と先週末NY終値近辺に戻している。ポンド円はドル円とともに上値重く推移している。東京早朝の216.91付近を高値に、ロンドン序盤には216.08付近まで安値を広げた。その後は下げ渋りも216円台前半にとどまっている。ユーロポンドは0.8550付近から0.8568付近へと小高く推移。ユーロ買いが優勢になっている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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