【これからの見通し】市場は原油高・株安・債券安の三重苦、為替は円高圧力が優勢に

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
【これからの見通し】市場は原油高・株安・債券安の三重苦、為替は円高圧力が優勢に

 グローバルに金融市場は三重苦の状況となっている。中東情勢が再び悪化しておりNY原油先物は一時92ドル台まで急騰、足元でも90ドル台に高止まりしている。インフレ警戒や財政拡張の動きを受けて債券安が進行。そして、世界的に株式市場に調整圧力が強まっている。

 このような状況の下で、為替市場ではドル高とともに円高の動きが広がっている。現時点では円高圧力が前面に押し出されている格好だ。ドル円は160.39付近まで買われたあと、159.50割れまで急反落している。

 この後の海外市場でも、冒頭の三重苦の状況が続くものと想定され、円高とドル高の綱引きとなりそうだ。ポイントとしては、原油動向を筆頭に、一段と長期債利回りが上昇するのか、株安の動きが止まるのかをみてゆくこととなろう。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、フランス財政収支(7月)、南アBER企業信頼感指数(2026年 第3四半期)、米MBA住宅ローン申請指数(08/22 - 08/28)、米ADP雇用者数(8月)、米製造業新規受注(7月)、米耐久財受注(確報値)(7月)、カナダ中銀政策金利(9月)など。

 フランス財政赤字の拡大は同国債券売りにつながりやすく注意したい。米ADP雇用統計は雇用増が4.7万人と前回の4.4万人をわずかに上回る予想。カナダ中銀は政策金利据え置きで市場コンセンサスが形成されている。米国との関税問題が影を落としており、慎重な金融政策スタンスが示されそうだ。

 発言イベント関連では、NY後半に米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。先日のウォーシュ米FRB議長のタカ派姿勢を裏付ける内容となるのかを確認しておきたい。その他には、カナダ中銀金融政策発表後にマックレム加中銀総裁の記者会見が予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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