原油高止まり、株安に債券安、円買い一服もドル買い圧力優勢に=ロンドン為替概況 ロンドン市場では、円買いが一服するもドル買い圧力が優勢になっている。中東情勢の悪化を受けた原油高はやや落ち着いたが、NY原油先物は90ドル台と依然高水準で推移している。欧州株および米株先物・時間外取引は続落。米10年債利回りは4.815%付近へと上昇。東京午後からロンドン朝方にかけては円高の動きが強まり、ドル円は160円台割れから159.44付近まで急落した。クロス円も全面安となった。しかし、ロンドン時間に入るとドル円は159円後半へと反発し、クロス円も下げ渋りとなっている。一方、ドル買い圧力が前面に押し出されており、ユーロドルは1.15台後半、ポンドドルは1.34台後半で本日の安値(ドル高値)を更新している。東京市場では高田日銀審議委員のタカ派発言が話題となった。ロンドン時間にはナーゲル独連銀総裁が9月のECB理事会での利上げを示唆したが、それ以降については明言を避けた。中東リスクに起因したドル高圧力が根強い。 ドル円は159円台後半での取引。東京午前に160.39付近まで買われ、介入実施後の高値を更新した。しかし、その後は上値を抑えられている。東京午後からロンドン朝方にかけては160円台割れから一時159.44付近まで安値を広げる場面があった。高田日銀審議委員のタカ派姿勢が改めて日銀の早期利上げや連続利上げを想起させたようだ。ロンドン時間に入ると全般にドル買いが優勢となり、ドル円も下げが一服し、159.90付近へと反発している。 ユーロドルは1.15台後半での取引。東京朝方の1.1596付近を高値に上値重く推移している。ロンドン時間には安値を1.1566付近に更新した。ユーロ円は東京朝方の185.75付近を高値に、東京午後以降は売りに押された。ロンドン序盤にかけて一時184.55付近まで安値を広げた。ロンドン時間に入ってからは185円付近へと下げ渋っている。対ポンドでは目立った方向性は見られず揉み合っている。ナーゲル独連銀総裁は、ECBの9月利上げを示唆したが、それ以降については明言を避けた。 ポンドドルは1.34台後半での取引。東京早朝の1.3519付近を高値に、その後は上値を抑えられている。ロンドン朝方に1.3490付近まで下落したあと、1.35台を回復する場面があった。しかし、ロンドン勢の本格参加後は再び上値が重くなり1.3480付近へと安値を広げている。ポンド円は東京早朝の216.63付近を高値に、その後は売りに押されている。東京午後からロンドン朝方にかけてはドル円とともに売りが強まり、安値を215.25付近に更新した。しかし、その後は215円台半ばから後半に下げ渋っている。ユーロポンドは0.8568から0.8584までのレンジで前日NY終値を挟んだ振幅にとどまっている。原油高が一服しており、ポンド買いにやや調整が入る面が指摘される。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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