きょうの為替市場、ドル円は160円台から159円台に反落。全体ではドル高が優勢となっているものの、日銀の動向を受けた円買いがドル円を押し下げている。一時160.40円まで上昇していたが、その後は159.45円付近まで一時下落。 東京時間にタカ派として知られる日銀の高田審議委員の発言が伝わり、利上げ幅はあらかじめ決まっているわけではないと述べたほか、連続利上げもあり得るとの認識を示した。 G20に出席していた植田総裁も利上げに踏み切る可能性を示唆しており、物価の上振れリスクを念頭に政策を判断する姿勢を改めて示している。ベッセント財務長官もG20で円相場を巡って日銀による対応の必要性を示唆しており、追加利上げを後押しする材料となっている。 短期金融市場では9月利上げを既に100%織り込んでおり、焦点は利上げの有無から、その後の利上げペースやターミナルレートへ移りつつある。 ただ、市場が織り込む早いペースでの利上げについては、日銀内部の温度差を踏まえると行き過ぎとの指摘も出ている。高田委員以外の8人は7月会合で据え置きを支持しており、今後、市場の利上げ期待が修正されれば円の上値を抑える可能性がある。 また、GPIFによる資産配分見直しへの思惑も出ていたが、正式なポートフォリオ変更には数カ月かかる可能性があり、目先の円相場への影響は限定的と見られている。 テクニカル面でドル円は、21日線を上回る一方、100日線を下回っている。160円付近の100日線が引き続き上値抵抗として意識されており、本日も160.40円付近まで上昇した後に押し戻された。 まずは100日線を明確に上抜け、160円台に定着できるかが焦点。一方、下値では21日線が目先のサポートとなり、ここを割り込めば200日線の158.45円付近まで調整余地が広がりそうだ。 日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は159.25円、159.60円、160円に観測されている。 2日(水) 159.25(12.5億ドル) 159.60(16.3億ドル) 160.00(11.8億ドル) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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