ゴム週間見通し=売り優勢、自律反発には注意

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【前週までのレビュー】出来高の多い1月限や2月限が一代の高値を更新したことか
ら、上値目標達成が広がり、目先、調整安になる可能性があるとみた。
【売り優勢】
 JPXゴムRSS3号の活発限月2月限は、急反落となっている。8月28日に一代
の高値447.7円を付けると、目先の上値達成感が広がり、9月3日まで5日連続安
となり、4日には427円台まで下落している。8月の上昇は、ファンダメンタルズか
らの裏付けが乏しかっただけに、一気に水準調整が進んでいる、また、3日に大阪取引
所から発表された投資主体別売買動向をみると、8月第4週の海外投資家の買い越しが
前週の639枚から135枚に急減している。海外勢は、8月第2週から3週にかけ
て、2番限や3番限などの期近限月を買い上げ、踏み上げを狙い、第4週から利食いに
動いたようだ。海外勢の現在のポジション動向は不明だが、直近の値動きをみると、売
り越しに回ったことも想定できる。目先、一段安もありそうだ。ただ、8月28日から
一方的な下げになっている。自律反発には注意したい。
【中国製造業PMIが2カ月連続の50割れ】
 中国国家統計局が8月31日に発表した8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)
は、前月の49.2から0.6ポイント改善し、49.8となった。だが、景況感の分
かれ目とされる50を2カ月連続で下回っており、同国の景気回復が依然として遅れて
いることが示された。
 詳細をみると、海外からの受注を示す新規受注は50.6と前月から2.1ポイント
上昇し、2カ月ぶりに50を上回った。また、国内受注を示す生産も0.5ポイント上
昇し、50.1となり、50を上回ってきた。ただ、雇用指数は48.7と前月から
0.3ポイントの悪化となった。国内受注が伸びたことは好感されるが、まだ、雇用を
拡大するには至っていないようだ。雇用の拡大が始まれば、中国景気の回復が本格化し
そうだ。
【上海1月限は1万9000元超で切り返される】
 上海ゴムの中心限月の1月限は、5月、6月に続き、1万9000元超で切り返され
た。1月限は、7月30日に1万7095元まで下落後、1万7000元割れが回避さ
れると、反発を開始した。ほぼ一方的に上昇を続け、9月1日には1万9105元で水
準を引き上げた。だが、5月、6月と同様に終値ベースでの1万9000元台乗せに失
敗すると、一転して売りが先行。9月3日には1万8505元まで下落した。
 5月、6月に1万9000元超で反転した際は、いずれも1000元以上の調整を強
いられている。目先、節目の1万8000元や8月14日の安値1万7680元を意識
した展開になりそうだ。一方、再度、地合いを引き締めれば、6月3日に付けた一代の
高値1万9180元が最初の関門。高値を更新するようなら、節目の1万9500元意
識される。
【東京ゴム活発限月の2月限のテクニカル要因】
 ゴムRSS3号の活発限月の2月限は、8月28日から5日連続安となった。8月か
らの値動きを確認すると、3日に414.0円まで軟化した後、ジリ高調の展開とな
り、24日に440円台を回復すると、28日には447.4円まで上昇し、一代の高
値を更新した。ただ、その後は一転して売りが先行し、4日には427円台まで下落し
ている。
 続落となれば、節目の420円や8月3日の安値414.0円を意識した展開にな
る。一方、直近の急落に対する修正高となるようなら、一目均衡表の転換線がある43
7円付近が意識される。同線を上抜くと、440円台回復を試そう。これに成功すれ
ば、8月28日に付けた一代の高値447.4円が視野に入る。
【今週の注目ポイント】
 上海ゴムに注意したい。上海ゴムは、調整安場面が始まったばかりであり。上海ゴム
の調整安が進めば、JPXゴムRSS3は一段安となりそうだ。
【相場予想レンジ】
 9月7〜11日のJPXゴムRSS3号2月限の中心レンジ予想は410〜450円
前後。テクニカルの支持線が420.0円(節目)、抵抗線は440.0円(節目)。
    ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。

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