前週は4500ドル台前半から4300ドル台前半まで下落した後、4500ドル水 準まで切り返す不安定な地合になった。週前半は米利上げ警戒感の織り込みから、下値 模索の展開になった。ウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長らのタカ派発言 が、米金利上昇・ドル高を促した。しかし、週後半は利上げ警戒感の後退から押し目買 いが入り、米雇用統計で戻りを売られ、結果的に明確な方向性をうちだせなかった。 今週も押し目買い優勢の地合が想定される。米金融政策見通しに強く依存するが、利 上げ観測の織り込みは進んでおり、大きく値を崩すリスクは限定される。10日と11 日に米インフレ指標が発表されるため、その結果次第で大きく揺れ動く可能性がある が、押し目買い優勢の地合が続く見通し。原油相場の動向にも注意が必要だが、ネガテ ィブ材料には出尽くし感が強い。金上場投資信託(ETF)買いが膨らみ、200日移 動平均線を完全に上抜くと、買い圧力が強化されやすい。 予想レンジは4350〜4700ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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