【本日の見通し】ドル円はレンジ取引中心も、ドル安円高リスクを警戒 今日のドル円はドル安円高警戒が見られる展開を見込んでいる。先週末は注目された米雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を大きく超える伸びとなり、前回値、前々回値も上方修正される好結果となった。 ドル円はこの結果を受けて156.00円台から156.75円まで急騰。高値からすぐに売りが入ると、発表前の水準を割り込んで155.30円台まで急落と、大きな上下を見せた。その後156円台を回復するなど、不安定な動きが続いた。雇用統計後の高値からの大きな売りは目立った材料が見られず、市場の円安への警戒感が印象付けられた。米大手金融機関が円売りポジションの積み上がりに警戒感を示すなど、ドル円はこれまでのドル高円安に対する調整の意識が強い。 今日は米国が休場(レイバーデー)で動きは限定的と見込まれる。そうした中で、ドル円は下方向のリスクを意識する展開。先週末の米雇用統計が強く出たことで、9月の米利上げ期待が広がっているが、先月末のジャクソンホール会議以降、利上げ期待が据え置き期待を上回る状況が続いており、影響は限定的とみている。それ以上に日米当局のドル高円安阻止の姿勢への警戒が強い。また、直近の円高局面でのドル買い円売りポジションの積み上がりが指摘されており、155円割れでのポジション調整の加速警戒が広がっていることもドル安円高につながりそうだ。 ドル円は155円台から156円台にかけてのレンジを中心に下方向の動きを警戒する展開か。今日に関しては米国市場が休場となる中で、動きが抑えられる可能性が高いものの、下値リスクは意識しておきたい。 ユーロドルは米雇用統計後のドル高で一時1.15台へ落としたが、すぐに1.16台を回復した。もっとも上値が重い展開となっており、1.15台を再び試す展開が見込まれる。米国休場で値幅自体は限定的に留まりそう。ポンドドルも米雇用統計後のドル高で一時1.34台へ落としたが、すぐに1.35台に戻した。流れはユーロドル同様に少し上値が重いものの、動きは限定的となりそう。 ユーロ円は米雇用統計直後はユーロドルでのユーロ売りドル買いもあって売りが強まる場面が見られたが、その後戻してもみ合い。ドル主導の展開が見られ、動きが不安定となっている。ドル円でのドル売り円買いの流れもあり、戻りでは売りが出る展開を見込んでいる。ポンド円は米雇用統計直後に210円割れを付けた後、211円台を回復。この後も211円台を中心とした推移が見込まれる。 MINKABUPRESS 山岡
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。