8月米雇用統計では非農業部門就業者数が前月比16.2万人増となり、前月の 2.1万人増を大きく上回った。失業率は4.1%で横ばいだったが、米利上げの議論 にブレーキを掛けるような数値にはならなかった。このため、債券市場でやや今月の利 上げ観測の織り込みが優勢になったことはネガティブ。米金利上昇・ドル高が金相場の 上値を抑えた。一方、CMEのFEDWATCHでは9月利上げは59.4%の確率ま で織り込まれている。当局者の意見が割れる中、米金融政策要因で大きく値を崩す可能 性は低い。トランプ米大統領は、米連邦準備制度理事会(FRB)が金利を引き下げな い場合、対米貿易黒字国との貿易を停止すると脅しているが、金相場に対する影響は限 定去れている。FRBの独立性の問題を一気に織り込むような動きはみられない。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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