大阪12月限ナイトセッション 日経225先物 63870 -1220 (-1.87%) TOPIX先物 3976.5 -55.0 (-1.36%) シカゴ日経平均先物 63860 -1230 (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 10日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。イエメンの親イラン武装組織フーシがイエメンの港湾都市を掌握したほか、イランは備蓄していた部品を使い、地下施設で弾道ミサイルの生産を再開していると報じられた。中東情勢を巡る緊張が一段と高まるなかで、WTI原油先物価格は1バレル=102ドル台と5月以来の高値をつけた。エネルギー価格高騰によるインフレ懸念に加え、8月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比で5.4%上昇し、市場予想(5.3%上昇程度)を上回ったことで米長期金利が上昇したことも重荷になった。 NYダウ構成銘柄ではアップル、ウォルト・ディズニー 、コカ・コーラ 、トラベラーズ 、アルファベット が買われた。半面、IBM 、アムジェン 、ナイキ 、メルク 、ボーイング が軟調。NYダウ構成銘柄ではないが、インテル やマイクロン・テクノロジー など半導体株の下げが目立ち、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は6日ぶりに下落している。 シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比1230円安の6万3860円だった。10日取引終了後の日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比160円安の6万4930円で始まった。開始直後につけた6万5050円を高値に下へのバイアスが強まり、米国市場の取引開始後には6万4000円台を割り込んだ。終盤にかけてショート優勢の流れが続き6万3770円まで下落幅を広げる場面もみられ、日中比1220円安の6万3870円でナイトセッションの取引を終えた。 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行することになりそうだ。ナイトセッションの開始後ほどなくしてボリンジャーバンドの-1σ(6万4740円)を割り込み、終盤にかけて-2σ(6万3440円)に接近している。9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)に絡んだ売りも警戒されやすく、朝方は下へのバイアスが強まる可能性はありそうだ。-2σを割り込んでくると、オーバーシュート気味に-3σ(6万2140円)がみえてくる。 -2σ接近では売られ過ぎ感も出てくると考えられ、売り一巡後は押し目狙いのロングからショートカバーを誘う可能性はあるだろう。ただ、トランプ米大統領はイランとの戦闘終結が11月の米中間選挙の後になるとの見通しを示している。米国とイランの衝突が激しさを増すとの懸念がくすぶることで、自律反発狙いのロングの勢いが強まる展開は期待しにくい。戻りの鈍さが意識されてくるようだと、ショートを誘うことになろう。 朝方は売りが集中することで、結果的にSQ値は安く決まることが見込まれる。寄り付き後はSQ値が心理的なサポートとなる半面、これを割り込んでくるとショートの動きが強まりそうだ。週足の-1σ(6万4060円)を割り込んできたことで、26週移動平均線(6万3320円)が射程に入る。11日の米国では8月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控えているほか、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいところであり、引き続きスキャルピング中心のトレードになりそうだ。そのため、オプション権利行使価格の6万2000円から6万5000円のレンジを想定する。 10日の米VIX指数は17.84(9日は16.46)に上昇した。抵抗線として意識されている75日線(16.63)を上抜けて18.17まで切り上げており、200日線(18.11)を上回る場面もみられた。同線を明確に突破してくると7月29日につけた戻り高値(20.88)が射程に入ってくる可能性があり、リスク回避姿勢に向かわせそうだ。 10日のNT倍率は先物中心限月で16.11倍(9日は16.11倍)と横ばいだった。25日線(16.12倍)が抵抗線として意識されるなかで、15.96倍まで下押す場面もみられた。ただ、後場中盤辺りから半導体やAI関連株の買い戻しの動きが目立ったことで、NTショートを巻き戻す形でのリバランスに向かわせたようである。ただ、25日線が抵抗線として意識されるようだと、NTショートでのスプレッド狙いに振れそうである。 株探ニュース
有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報、迅速な投資判断ができる仕組みを提供します。