[今日の視点]貴金属=軒並み下落、NY安を引き継ぐ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 貴金属は、軒並み下落して寄り付く見通し。金と銀はニューヨーク安を受けて売り優
勢となろう。プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナがニューヨーク安を受けて軟調と
なろう。
 午前8時10分現在の現物相場は前営業日の引け時点と比べ、金は107.36ドル
安の4318.95ドル、銀が408せント安の6357セント、プラチナが
107.99ドル安の1778.80ドル、パラジウムは72.91ドル安の
1282.55ドル。
 午前8時10分現在のドル・円相場は1ドル=154.37/39円で、前営業日の
大引け時点から0.77円の円安。
 先限の寄り付き目安は、金が2万2030円前後、銀は310.0円前後、プラチナ
は8680円前後、パラジウムは6700円前後。
【NY金は米PPIの伸び加速などが圧迫】
 金はきのうの海外市場では、米生産者物価指数(PPI)の伸び加速などを受けて売
り優勢となった。
 金は米生産者物価指数(PPI)の伸び加速などが圧迫要因になった。8月の米PP
Iは前年比5.4%上昇と、伸びは7月の4.8%から加速。前月比では0.4%上昇
し、7月の0.1%から加速した。また原油高も圧迫要因になった。イエメンの親イラ
ン武装組織フーシ派は、西部の戦略的な港湾都市モカを制圧し、紅海の要衝であるハニ
シュ諸島に到達した。一方、米国債の利回りは米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観
測などを受けて上昇した。米財務省が実施した長期債を対象とした買い入れ消却(バイ
バック)の買い入れ額が上限を下回ったほか、応札額の半分程度にとどまったことも利
回り上昇につながった。
 トランプ米大統領は、11月の中間選挙で共和党が連邦議会の多数派を維持すれば、
全ての成人に5000ドルの「トランプ配当」を支給すると述べた。米議会が承認した
場合、総費用は約1兆2000億ドルに上るほか、数千億ドル規模の利払い負担も発生
する見通しである。インフレ加速や財政悪化を招くとの懸念が出ている。
 銀はきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
【NYプラチナはドル高や金軟調が圧迫】
 プラチナはきのうの海外市場では、ドル高や金軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。米生産者物価指数(PPI)の伸び
加速を受けて米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が強まった。CMEのフェドウ
ォッチで、16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は71.3%
(前日61.2%)に上昇した。原油高や米国債の利回り上昇も下げ要因になった。
<今日の予定>
・企業物価指数 2026年8月(日本銀行)
・英貿易収支 2026年7月(国立統計局)
・英鉱工業生産指数 2026年7月(国立統計局)
・米消費者物価指数 2026年8月(労働省)
・米消費者信頼感指数 2026年9月速報値(ミシガン大)
・米財政収支 2026年8月(財務省)
・建玉明細報告(CFTC)
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