【これからの見通し】原油高、米債利回り上昇 インフレと金利両面からドル買い優勢に この後の海外市場ではドル買いの継続性が試されることとなりそうだ。前日と同様に中東情勢が一段と緊迫化していることを受けて、原油高の動きが強まっている。NY原油先物は前日海外市場で105ドル近くまで上伸したあと、いったん100ドル台まで反落も、本日は再び103ドル台へと買われている。インフレ圧力の長期化が懸念される状況となっている。 米10年債利回りは昨日5%台の節目水準を上回った。本日はさらに5.02%台に上昇しており、流れに変化の兆しはみられていない。日銀の9月利上げがすでに市場に織り込まれている。一方で、中東情勢を受けて米金融当局はよりタカ派的な利上げ姿勢を示すのではないか、との思惑が市場に広がりつつある状況だ。 有事のドル買いとともに、インフレ警戒による米複数回の利上げ観測が加わり、ドルが買われやすくなっている。本日もこの流れの継続性が試されることとなりそうだ。 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツZEW景況感指数(9月)、ユーロ圏貿易収支(7月)、ブラジル小売売上高(7月)、米ニューヨーク連銀製造業景気指数(9月)、カナダ卸売売上高(7月)などが予定されている。NY連銀指数の市場予想は15.0と、前回の20.6からの低下が見込まれている。 発言イベント関連では、ブイチッチECB副総裁、ムーラン仏中銀総裁、エスクリバ・スペイン中銀総裁、チポローネECB理事などの講演や経済会議出席に加えて、ベッセント米財務長官が下院金融サービス委員会に出席する予定。米債券市場にとっては米20年債入札(130億ドル)が注目される。米FOMCの1日目が開始する。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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