日中取引開始後、原油の2027年2月限は上昇。ただ、夜間取引の高値からは押し 戻されている。 オマーン沖で活発に瀬取りが行われていることもあって、ホルムズ海峡を経由する供 給量は日量1000万バレル規模まで回復しているとの観測がある。サウジが東西パイ プラインの西端であるヤンブーからの輸出を停止し、ヤンブーから輸出されるはずだっ た原油をホルムズ海峡から輸出していることが背景。サウジがイランの目を盗んで狡猾 に輸出しているといえる反面、イランが敢えて見過ごしているような印象もある。 アラブ首長国連邦(UAE)やオマーンは米国の経済戦争に協力し、イランとの航空 便を停止した。米国は経済面でイランを着々と追い詰めているかもしれないが、イラン 最高安全保障委員会(SNSC)のレザイ事務局長は先月、米国の経済戦争に協力する 国は敵とみなすと発言し、ペルシャ湾岸から石油を一滴も出さないと警告している。イ ラン戦争の開始前、米国はイランに対する経済攻撃から成果をほとんど得られなかった が、ひどくやり返される可能性は意識しておくべきだろう。日量1000万バレルまで 回復した供給がイランの射程圏内にあることはリスクでしかない。 時間外取引でニューヨーク原油11月限は前日比0.83ドル安の93.78ドルで 推移。本日これまでのレンジは93.75〜94.75ドル。 原油2月限の予想レンジは8万6200円から8万7200円、ガソリン先限は9万 0000円から11万0000円、灯油先限は10万0000円から12万0000 円。 MINKABU PRESS
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