今週の【早わかり株式市況】続落、半導体関連に売り継続で大きく水準下げる

配信元:株探
著者:Kabutan
■今週の相場ポイント
 1.日経平均は2週続落、一時6万2000円割れ
 2.コアウィーブ巡る米半導体株の下げ続く
 3.日本株も追随、AI・半導体関連株に売り
 4.スペースXの好決算評価も買いは一時的
 5.内需・ディフェンシブしっかりの展開に

■週間 市場概況
 今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比2631円(4.0%)安の6万2693円と、2週連続で下落した。

 今週も主力のAI・半導体関連株に売りがかさみ、全体を押し下げる格好に。前週に飛び出した「コアウィーブ・ショック」の余波が続いた。日経平均は約3ヵ月ぶりの安値水準に沈んだ。TOPIXは前週末比2.5%安、グロース市場250指数は同3.2%安となった。

 週明け19日(月)の日経平均は下落。前週末の米国株市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が急落したことを受け、東京市場でもAI・半導体関連株を中心に大きく水準を切り下げる銘柄が相次いだ。引き続き米コアウィーブの資金調達に絡む不透明感が意識された。20日(火)は大幅続落。下値を探る展開が続いた。21日(水)は反発。米スペースXが好決算を評価され、時間外取引で大きく買われたことが追い風材料となった。日経平均は朝方に先物主導で水準を切り上げ、6万5000円台を回復する場面も。ただ、買い一巡後はやや戻り売りに押された。22日は大幅反落。前日の米株高を引き継げず、AI・半導体株を中心に利食い売りが先行し、全体を大きく押し下げた。半導体製造装置の米ラム・リサーチが決算発表後に時間外で下落したことも市場センチメントを冷やした。日経平均は6万3000円を割り込んだ。一方、内需やディフェンシブなどバリュー株には値動きのしっかりした銘柄も散見された。23日(金)は続落。下落幅は一時1400円を超え、6万2000円を割り込む場面があった。前日のハイテク株安を受け、リスク回避ムードが継続。売り一巡後はショートカバーを絡め下げ渋ったが、マーケットのムードに明るさは乏しかった。為替市場では朝方に約1ヵ月ぶりの円高水準となる1ドル=156円のフシ目に迫る場面があった。

■来週のポイント
 来週は米テック大手の決算発表が相次ぐ。また、国内でも決算発表シーズンが始まるため、これらの結果次第で大きく振らされる可能性があることに注意が必要だ。一方、米中間選挙を11月3日に控え、様子見姿勢が次第に強まるかもしれない。来週予定されている日米の金融政策会合は金利据え置きが有力とみられている。

 重要イベントとしては、国内では30日朝に発表される9月の完全失業率、有効求人倍率、鉱工業生産が注目される。海外では27日に発表される米国10月コンファレンスボード消費者信頼感指数と米国9月新築住宅販売件数、29日に発表される米国7-9月期GDPと米国9月の個人所得と個人消費支出、31日に発表される中国10月製造業PMIに注視が必要だろう。

■日々の動き(10月19日~10月23日)

【↓】  10月19日(月)―― 反落、米ハイテク株安を受け半導体関連が軟調
 日経平均 64916.70( -407.59、-0.62)  売買高20億6192万株 売買代金 6兆7835億円

【↓】  10月20日(火)―― 続落、AI・半導体関連中心に売り優勢
 日経平均 64075.42( -841.28、-1.30)  売買高21億4872万株 売買代金 6兆7992億円

【↑】  10月21日(水)―― 3日ぶり反発、AI・半導体関連株に買い戻し
 日経平均 64621.24( +545.82、+0.85)  売買高21億7903万株 売買代金 6兆9265億円

【↓】  10月22日(木)―― 大幅反落、半導体関連が売られ6万3000円割れ
 日経平均 62907.84( -1713.40、-2.65)  売買高21億9167万株 売買代金 7兆569億円

【↓】  10月23日(金)―― 続落、半導体関連に売り優勢も終盤下げ渋る
 日経平均 62693.16( -214.68、-0.34)  売買高28億8432万株 売買代金 8兆9383億円

■セクター・トレンド
 (1)全33業種中、18業種が値下がり
 (2)下落率トップは古河電 <5801> など非鉄。半導体関連が売り優勢で太陽誘電 <6976> など電機も安い
 (3)プロクレHD <7384> など銀行、岩井コスモ <8707> など証券、ムニノバHD <547A> などその他金融といった金融株も軟調
 (4)輸出株はローツェ <6323> など機械、豊田合 <7282> など輸送用機器が売られたがテルモ <4543> など精密機器はしっかり
 (5)内需株はまちまち。SBG <9984> など情報通信が安く、菱地所 <8802> など不動産やベイカレント <6532> などサービスは上昇
 (6)原油市況の上昇でINPEX <1605> など鉱業が値上がり率トップ。ENEOS <5020> など石油も高い

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
 1(1) サイバーセキュリティ 
 2(3) 半導体 
 3(2) 情報セキュリティ 
 4(4) TOPIXコア30 
 5(5) フィジカルAI 
 ※カッコは前週の順位

株探ニュース

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