株価指数先物【引け後】 アドバンテスト決算を評価したロング対応へ

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪12月限
日経225先物 64530 +1030(+1.62%)
TOPIX先物 3995.5 -15.0(-0.37%)

 日経225先物(12月限)は、前日比1030円高の6万4530円で取引を終了。寄り付きは6万4610円と、シカゴ日経平均先物(6万4410円)を上回る形で買い先行で始まった。寄り付き直後に6万4700円まで買われた後は、前場中盤にかけて利益確定に伴うロング解消により、6万4010円まで上げ幅を縮めた。ただ、節目の6万4000円は割り込まず、前場終盤にかけては6万4100円~6万4400円辺りで推移。

 現物の後場取引開始時に6万4430円まで買われたが、後場中盤にかけて6万3940円と節目の6万4000円を割り込む場面もみられた。ただ、引け間際にはショートカバーが強まり、5営業日ぶりに6万4000円台を上回って終えた。

 米国市場で半導体や人工知能(AI)関連株が買われた流れを引き継ぐ格好で、アドバンテスト<6857>[東証P]やソフトバンクグループ<9984>[東証P]、東京エレクトロン<8035>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]の4社で日経平均株価を700円超押し上げている。

 日経225先物は後場中盤にかけて6万4000円を割り込む場面もみられたが、ボリンジャーバンドの-1σ(6万3930円)を割り込まなかったことで、同バンドが下値支持として意識された格好だ。また、韓国市場でKOSPI指数が大幅に上昇していることも、ショートを仕掛けにくい状況につながっており、引け間際のショートカバーを誘ったようだ。

 なお、注目されたアドバンテストの決算は、通期業績予想の上方修正を発表した。営業利益は7月に上方修正した8460億円から9670億円へ引き上げられ、市場コンセンサス(8900億円程度)を上回る水準となった。さらに、上限2800億円の自社株買いも発表している。決算評価が半導体やAI関連株への支援材料になる可能性もあり、引き続き日経平均型優位の需給状況となろう。

 日経225先物は-1σを支持線として意識しつつ、75日移動平均線(6万5830円)と中心値の25日線(6万6360円)辺りが意識されてきそうである。28日の米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表やマイクロソフト、アルファベット、KLAなどハイテク企業の決算発表が控えており、これらを消化しつつ、リバウンドを強めてくるかが注目される。

 NT倍率は、先物中心限月で16.15倍(27日は15.83倍)に上昇した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が日経平均株価を牽引する一方で、東証プライム市場では7割の銘柄が下落するなか、NTロングに振れている。200日線(15.85倍)と-1σ(15.86倍)を上回って推移しており、75日線(16.20倍)のほか中心値の25日線(16.27倍)辺りが射程に入ってきた。

 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万4844枚、ソシエテジェネラル証券が1万2021枚、バークレイズ証券が9773枚、サスケハナ・ホンコンが2518枚、モルガンMUFG証券が2438枚、ゴールドマン証券が2033枚、JPモルガン証券が1187枚、野村証券が1078枚、三菱UFJ証券が1030枚、フィリップ・キャ証券が850枚だった。

 TOPIX先物はABNクリアリン証券が2万1094枚、ソシエテジェネラル証券が1万8889枚、バークレイズ証券が1万7385枚、JPモルガン証券が5553枚、モルガンMUFG証券が3926枚、ゴールドマン証券が3729枚、ビーオブエー証券が3122枚、サスケハナ・ホンコンが2087枚、シティグループ証券が1671枚、UBS証券が1103枚だった。

株探ニュース

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