【本日の見通し】ドル円は日銀会合待ち、展望レポートは物価見通しを上方修正の見込み 昨日の市場でドル円は比較的限定された値幅の中での上下となった。海外市場ではいったんじりじりと上昇。一時は米第3四半期GDP速報値の好結果もあって、158.13円と東京市場の高値を更新する動きを見せた。市場予想通りの据え置きとなったECB理事会では、その後のラガルド総裁の会見で12月に追加利上げを行う可能性が示されたこと ユーロ買いドル売りとなった。前日引け後のアルファベットの決算を受けた売りから、ITハイテク関連の株安が広がったこともドル売りに繋がり、ドル円は157.60円台を付けている。 もっとも値幅的にはある程度限られている。本日昼前後に発表される日銀金融政策決定会合の結果待ちとなっている。政策金利自体は据え置きで見通しがほぼ一致しているが、注目は午後3時半からの植田総裁の会見と、今回発表される「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」となる。展望レポートでは物価見通しの上方修正が見込まれている。大幅な上方修正になると、12月及び来年以降の追加利上げへの期待が広がり、円買いとなる可能性があるだけに、発表までは動きにくさがある。 今日のドル円は日銀会合まで比較的落ち着いた動きとなり、その後は展望レポート次第となりそう。無難な内容となった場合、日米金利差が当面維持されるとの思惑からドル買い円売りが強まりやすく、再び158円を目指す動きとなる可能性がありそうだ。 ユーロドルはECBが市場予想通りの据え置きを決定した後、1.1100ドル台を付けたが、その後のラガルド総裁会見で、中期的なインフレの安定などに触れつつも、エネルギー価格の上昇をうけて「短期的にはインフレ率がさらに上昇し、今後数四半期にわたり総合インフレ率が目標を大幅に上回る状態が続く可能性が高い」と追加利上げの可能性を示唆したことで、ユーロ買いとなり1.1180ドル台を付けている。 もっとも、12月の利上げはある程度織り込み済みであり、ここからの上値追いには少し慎重となりそう。フランスの財政懸念も継続しており、上昇一服後は少し落ち着いた動きとなるか。 ユーロ円は対ドルでのユーロ買いもあり176円台でしっかりした動きとなっている。この後は日銀会合次第となりそうで、それまでは落ち着いた推移が見込まれるものの、結果次第では上下どちらにも大きく動く可能性がある。 ポンドドルはドル安を受けて1.33ドル台後半で推移し、1.3400ドルトライの流れになっている。ただ、ユーロドル同様にここからの上値追いには少し慎重となりそう。ポンド円もユーロ円同様にこの後は日銀会合次第となり、上下ともにボラティリティが高まる可能性がある。 MINKABUPRESS 山岡
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。