【これからの見通し】ドル円はやや慎重な動きとなりそう 日銀金融政策決定会合は市場予想通りの現状維持となった。この後の植田日銀総裁の会見次第では多少の振れ幅が出ることも想定されるが、12月の追加利上げ期待が大きく後退するとは考えにくく、市場への影響は限定的にとどまる公算が大きい。 今週の日米の会合を経て双方ともに政策金利は据え置かれ、日銀の12月利上げ期待が継続するなかでも日米金利差は当面維持される。現状の大幅な金利差を背景としたドル買い・円売りの流れは意識されやすく、下値では押し目買いが入る展開が見込まれる。ただ、週末を控えていることに加え、当局による円安けん制(介入警戒感)を押し切って上値を試すほどの勢いも見られず、この後は157円台を中心としたもみ合いとなりそうだ。 ユーロドルは一時1.12ドル台に乗せるなど底堅い動き。もっとも原油高への警戒感も根強く、上値では戻り売りに押される展開が続いている。1.11ドル台後半から1.12ドル台前半を中心としたレンジ推移のなか、やや下方向へのリスクに注意したい。 ユーロ円は株安を受けた円買いも重石となり、やや上値の重い展開となりそう。植田総裁の会見内容次第ではあるものの、戻り局面では売りが出やすい地合いとみられる。 ポンドドルは1.3400ドルを挟んでの推移。今週公表された英政府の秋季予算案が無難な内容にとどまったことや、来週の英中銀(BOE)会合での利上げ観測が下支え要因となる一方、原油高などが重石となり方向感を欠く展開が続きそうだ。 ポンド円はユーロ円と同様に、株安を受けた円買いが重石。対ドルでのポンドの動向にもよるが、210.50円割れも視野に入りやすい。 MINKABUPRESS 山岡
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