ロンドン朝はドル買い優勢も、その後ドル安強まる=ロンドン為替概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
ロンドン朝はドル買い優勢も、その後ドル安強まる=ロンドン為替概況

 ロンドン市場ではドル安が優勢となり、ドル円は157.00円割れを付けた。今日の日銀金融政策決定会合では、市場予想通り政策金利が据え置かれた。経済・物価情勢の展望(展望レポート)で2027年度の物価見通しを0.2%ポイント上方修正したことなどを受けて、発表直後の上下を経て157.12円前後まで売りが出たが、その後反発。ロンドン朝は安値からの反発の流れを受けて157.70円台を付けた。

 午後3時半からの植田総裁の会見では、次回の利上げについての明確な示唆が無かったこともあり、会見中に戻り高値を付ける動きも見られたが、その後は「物価見通しは上振れリスクの方が大きい」などの発言や、「今後の金融政策は、局面変化を念頭に、毎会合で議論」「次回会合を含めて各会合で情勢を点検して判断」と次回以降の利上げを排除しない姿勢を示したことで、円買いが優勢となった。

 ナスダック先物の下げを受けたリスク警戒の円買いや他通貨でのドル安から上値が重くなるなか、米10年債利回りが4.93%近辺から4.90%割れまで低下したことによるドル売りも加わり、ドル円は156.96円を付けている。

  ユーロドルは東京午後のドル高の流れを引き継ぎ、ロンドン朝方に1.1176ドルまで軟化したものの、その後反発。1.1200ドル台を回復する動きとなった。ポンドドルも東京午後の1.3380ドル台から上昇し、1.3430ドル台を付ける動き。今週の英政府の秋季予算案が財政規律を示す穏当なものとなったことや、来週の英中銀金融政策会合で利上げが見込まれていることなどを受けて、ポンドは買いが入りやすい地合いが続いている。

 クロス円はドル円同様に植田総裁の会見中に円売りがやや優勢となったものの続かず、その後に円買いへ転じた。ユーロ円は176.40円台を付けた後に175.70円台まで大きく下げる展開。ポンド円は211.30円台から210.80円台まで下げた後、いったん211.30円台まで反発したものの、その後210.70円台まで押し戻されるなど、荒い値動きを見せている。

MINKABUPRESS 山岡

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