株価指数先物【引け後】 米中間選挙を受けてショート強まるも、終盤はカバーが優勢

配信元:株探
著者:Kabutan
大阪12月限
日経225先物 62450 -810(-1.28%)
TOPIX先物 3910.5 -22.5(-0.57%)

 日経225先物(12月限)は、前日比810円安の6万2450円で取引を終了。6万3190円で寄り付き、現物市場の取引開始直後には6万3210円まで下落幅を縮めた。しかし、ボリンジャーバンドの-1σ(6万3350円)を上回れず、下方向へのバイアスが強まると、前場終盤にかけて6万0900円まで売られた。下値支持線として意識されていた200日移動平均線(6万1830円)を下抜け、後場中盤には6万0140円まで下げ幅を広げ、-2σ(6万0650円)を下回る場面もあった。ただ、終盤はショートカバーとみられる動きにより下げ幅を縮め、-2σと200日線を上回って終えている。

 米国市場で半導体株の一角が買い戻されたこともあり、売り先行ながらも落ち着いたスタートだった。しかし、米中間選挙の開票が進み、民主党が上下両院で優勢と伝わったことで、議会運営を巡る不透明感が強まった。人工知能(AI)関連事業への規制強化なども警戒され、ショートが勢いを増したようだ。日経225先物は前場終盤にかけて下方向へのバイアスが強まり、ランチタイムには一段と下げ幅を広げていた。

 ただ、後場半ば以降は下落幅を急速に縮めていた。米中間選挙の結果が判明したことで、ショートカバーが強まったようだ。また、韓国KOSPI指数の下落率は一時4%を超えたが、午後に入り急速に切り返し、プラスに転じたこともショートカバーを誘ったとみられる。もっとも、今晩の米国市場の反応を見極めたいとする様子見姿勢は根強いだろう。

 日経225先物は-2σ割れから切り返し、200日線を回復したことで、調整一巡感が意識される可能性はありそうだ。まずは-1σ(6万3350円)を試す展開が想定され、同線を明確に上抜けてくれば、75日線(6万5650円)や中心値の25日線(6万6050円)へと戻り余地が広がる可能性もある。もっとも、米中間選挙では民主党が上下両院の過半数を奪還しており、今後の政策運営への警戒は残る。また、イラン情勢を巡る不透明感に加え、週末には10月の米雇用統計の発表を控えていることもあり、積極的なトレードは限られ、スキャルピング中心の短期売買に向かわせそうだ。

 当面は200日線と-1σとのレンジが意識されやすく、オプション権利行使価格の6万1875円から6万3125円辺りでの推移を想定しておきたい。

 NT倍率は、先物中心限月で15.96倍(2日は16.08倍)に低下した。指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の一角が日経平均株価を押し下げ、15.81倍まで低下する場面もみられた。その後は200日線(15.88倍)を挟んでの推移が続いたが、終盤にかけてはNTショートの巻き戻しが優勢となり、同線を上回って終えている。200日線と75日線(16.16倍)辺りでのレンジが意識されよう。

 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万9684枚、ソシエテジェネラル証券が2万1159枚、バークレイズ証券が1万4525枚、ゴールドマン証券が4077枚、モルガンMUFG証券が3945枚、サスケハナ・ホンコンが3846枚、JPモルガン証券が2913枚、ビーオブエー証券が1725枚、野村証券が1609枚、UBS証券が1328枚だった。

 TOPIX先物はバークレイズ証券が3万9332枚、ABNクリアリン証券が3万5154枚、ソシエテジェネラル証券が3万2962枚、モルガンMUFG証券が7184枚、JPモルガン証券が5810枚、ゴールドマン証券が5783枚、サスケハナ・ホンコンが4211枚、BNPパリバ証券が2252枚、ビーオブエー証券が2220枚、野村証券が2135枚だった。

株探ニュース

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