続伸、米小売売上高の急減を嫌気する動きは一時的=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
        NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=54.41(+0.51 +0.95%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.48~0.51ドル高。

 昨年12月の米小売売上高が大幅に落ち込んだことが世界的な景気減速や石油需要の下振れを警戒させたが、米株式市場が下げ幅をほぼ消したことが原油相場を押し上げた。米政府機関の閉鎖によって米小売売上高に関するデータ収集などが影響を受けたとみられており、今回の急減を嫌気する動きは続かなかった。1月の中国の原油輸入量が前年比5.1%増の日量1007万バレルと堅調だったことも支援要因。中国の景気は減速しているものの、原油需要は高水準を維持している。

 時間外取引で3月限は54.68ドルまで堅調に推移。通常取引開始を控えて上げ一服となり、通常取引開始後にはマイナス転換すると53.08ドルまで急落した。ただ、売りは続かず、プラス転換して引けた。


minkabu PRESS編集部
      

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