大幅反落、景気減速による需要の下振れを引き続き警戒=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
        NY原油先物2月限(WTI)(終値)
1バレル=45.88(-2.29 -4.75%)

 ニューヨーク原油は大幅反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が2.30~2.29ドル安。その他の限月は2.32~0.43ドル安。

 主要国で株安が続くなか、景気減速と石油需要の下振れによる供給過多が警戒されている。石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国による減産は来月から始まるため、足元の供給は過剰とみられている。シェールオイルの増産によって、月次の米国の生産量は過去最高水準を塗り替え続けているほか、今月のロシアの生産量も過去最高水準で推移しているもよう。

 時間外取引から2月限は軟調に推移。45.82ドルまで下げ幅を広げる場面があった。その後は下げ幅を削り通常取引序盤には47.20ドルまで戻したものの、戻り待ちの売りに押されると45.67ドルまで安値を塗り替えた。

minkabu PRESS編集部
      

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