リスク警戒感強まり、ドル円一時１０８円台＝東京為替前場概況

　東京外国為替市場中盤、ドル円は１０８円後半まで下落し、３週間ぶりの安値水準と
なった。イタリアやスペインで政局不安が高まるなか、両国の国債が下落しており、
ユーロ圏の景気減速見通しと相まって、米国債に対する逃避的な需要を強めている。
ニューヨーク原油の下落局面が続いていることはインフレ見通しを弱め、米長期債を下
支えしている。

　ただ、月末の仲値公示を通過すると円高・ドル安は落ち着いている。

　ユーロ円は１２６円半ば、ポンド円は１４４円後半、豪ドル円は８１円後半、ＮＺド
ル円は７５円前半まで下落。
 

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