反発も、協調減産の延長示唆で売り買い交錯=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=63.62(+0.25 +0.39%)

 ニューヨーク原油の期近は反発。終値の前営業日比は、期近2限月が0.25~0.26ドル高。サウジアラビアのファリハ・エネルギー相が、石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が来年に渡っても協調行動を続ける可能性を示唆したことが買いを誘った反面、過剰在庫の解消など需給改善目標の達成の遅れが警戒された。現行の協調減産は2018年末まで行われる。原油高によるシェールオイル増産がOPECの計画を狂わせる可能性が意識された。

 時間外取引から3月限はプラス圏とマイナス圏を往来し、狭い値幅内で方向感なく推移した。通常取引開始後も方向感は限定的だったが、64.13ドルまで上昇後に63.05ドルまで下げるなど、値動きが荒くなった。


                         (minkabu PRESS編集部) 

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