NY金・銀市況=急反発、売り一巡後の押し目を買われる

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/12)  4269.0     4390.1      4229.7      4359.4     +146.1
          (26/ 2)  4290.6     4424.3      4263.9      4394.6     +147.5
   銀     (25/12)  5072.5     5175.0      5008.0      5138.4     +128.0
         (26/ 3)  5130.0     5231.0      5066.5      5195.3     +128.2
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           342,660       600,057       479,971        (-  3,799)
  銀          105,588       192,851       176,068        (+    362)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          46,706.58  + 515.97
     前日  150.61/63   1.1655/57   ・ナスダック         22,990.54  + 310.57
     本日  150.72/74   1.1641/43   ・10年米国債利回り      3.99  -   0.02
・NY原油  (25/12)   57.02 - 0.13  ・SPDR保有金残高  1,047.21  +  12.59
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は急反発。前日比は金が145.4〜152.7ドル高、中心限
月の12月限が146.1ドル高、銀が125.5〜129.4セント高、中心限月の
12月限は128.0セント高。
 金12月限は急反発。時間外取引では、手じまい売りに上値を抑えられたが、イスラ
エルのガザ空爆などを受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、米中の貿易摩擦や
米地銀の信用不安に対する懸念が後退し、株高に振れたことが圧迫要因になったが、押
し目は買われた。日中取引では、時間外取引の高値を突破したことを受けて買い優勢と
なった。
 銀12月限は、金の急反発を受けて買い優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は急反発。時間外取引では4229.7〜4295.3ドル
のレンジで推移、前日比81.5ドル高の4294.8ドルとなった。12月限は高寄
りしたのち、手じまい売りに上値を抑えられたが、イスラエルのガザ空爆などを受けて
押し目を買われた。欧州時間に入ると、米中の貿易摩擦や米地銀の信用不安に対する懸
念が後退し、株高に振れたことが圧迫要因になったが、押し目は買われた。
 日中取引では、時間外取引の高値を突破したことを受けて買い優勢となった。米政府
機関閉鎖が続いていることも支援要因となり、4390.1ドルまで上昇した。
 イスラエルがガザ空爆を実施し、地政学的リスクに対する懸念などが下支えになっ
た。株高を受けて戻りを売られる場面も見られたが、米政府機関閉鎖などで先行き不透
明感もあり、押し目は買われた。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で5008.0〜5114.5セントのレン
ジで推移し、前日比77.6セント高の5088.0セントとなった。12月限は高寄
りしたのち、戻りを売られたが、金の押し目を買われると、地合いを引き締めた。欧州
時間に入ると、株高や金の上げ一服が圧迫要因になったが、押し目は買われた。
 日中取引では、金堅調につれ高となった。利食い売りが出る場面も見られたが、押し
目は買われ、5175.0セントまで上昇した。
 10月17日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比7万5206オンス減の
3903万1892オンス、銀は299万1703オンス減の5億0646万7618
オンス。

今日の材料
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのレーン・フィンランド中銀総裁は、世界的
な混乱の中でユーロ圏経済は持ちこたえているが、成長率は緩やかで、域内の再生には
断固とした政策転換が必要だという見解を示した。
・イランの最高指導者ハメネイ師はトランプ米大統領からの新たな協議の申し出を拒否
した。また、米国がイランの核能力を消滅させたとするトランプ氏の主張を否定した。
・イスラエルのネタニヤフ首相は、トランプ米大統領と共に中東地域の和平を進めてい
く考えを示し、イスラエルを21日から訪問する予定の米国のバンス副大統領と中東地
域の課題と機会について協議すると述べた。
・トランプ米大統領の上級経済顧問であるハセット国家経済会議(NEC)委員長は、
米政府機関の一部閉鎖が週内に終わらなければ「より強力な措置」を講じる可能性があ
ることを示唆した。
・トランプ米大統領は、ウクライナはロシアとの戦争に勝てるとは考えていないと述べ
た。ただ、何が起きても不思議ではないとの認識を示した。
・トランプ米大統領は、イスラエル軍が19日にパレスチナ地区ガザを空爆し、停戦の
継続が危うい状況にある中、停戦維持に向け多くの措置を講じていると言明した。
・トランプ米大統領は、オーストラリアのアルバニージー首相とホワイトハウスで会談
し、レアアース(希土類)および重要鉱物に関する協定の合意文書に署名した。
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