小反落、EIA週報やOPEC月報は十分な手がかりとならず=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=63.89(-0.03 -0.05%)

 ニューヨーク原油の期近は小反落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.03~0.02ドル安。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫は9週連続で減少し、2015年2月以来の低水準を更新したことが支援要因となった一方で、米原油生産量の拡大が重しとなった。石油輸出国機構(OPEC)の月報で、OPEC非加盟国の供給の伸びが日量16万バレル上方修正されたことも圧迫要因。米国やカナダがさらに増産する見通し。

 時間外取引で3月限は64.28ドルまで堅調に推移。米石油協会(API)の米週間石油在庫統計が手がかりだったが、その後はじりじりと水準を切り下げた。通常取引開始後には63.44ドルまで軟化。ただ、下値は限定的で、小幅安で引けた。


                         (minkabu PRESS編集部) 

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