ポンド円は150円台に戻せず伸び悩む=NY為替チェック

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 NY時間の終盤に入ってポンド円は149円台半ばで推移している。この日発表になったISM指数が強い内容となったことでドル円が買い戻され、ポンド円も上げ幅を伸ばしていた。150円台に迫る動きも見せたものの、届かずに伸び悩んでいる。

 EU離脱交渉を巡って英与党内での対立も表面化してきており、政治的不安もポンドを圧迫する中、ポンド円も調整の動きが続いている。目先は本日148.60付近に来ている21日線が意識される状況。

 きょうは英サービス業PMIが発表になっていた。予想を上回る内容で為替市場もポンド買いで反応していたようだが、一時的な動きに留まっている。予想こそ上回ったものの、サービス業のセンチメントは鈍化傾向に変わりはない。一部の企業からは、英EU離脱交渉への不透明感から、投資を控えていることがサービス業の活動にも影響が出ているとの声も出ているようだ。

 11月の利上げ期待は温存されているものの、足元の高インフレと実体経済の鈍化傾向の間で英中銀も悩ましいところではある。

GBP/JPY 149.46 GBP/USD 1.3250 EUR/GBP 0.8878

minkabu PRESS編集部 野沢卓美
 

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