続落、米原油生産量の拡大を嫌気=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=46.78(-0.77 -1.62%)
ブレント先物10月限(ICE) 50.27(-0.53 -1.04%)

 ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比は、期近2限月が0.77~0.76ドル安。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、高水準の石油製品需要が続くなか、原油在庫は減少基調を維持したものの、原油生産量が一段と拡大したことが嫌気された。米原油生産量は日量950万2000バレルまで拡大し、2015年7月以来の高水準を更新。統計開始以来の最高水準に迫っている。

 9月限は時間外取引でしっかりと推移。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想以上に減少したことが好感された。通常取引開始前にかけては伸び悩んだものの、EIA週報でも原油在庫が大きく減少したことで、47.99ドルまで高値を更新。ただ、買いは一時的で、マイナス転換すると46.67ドルまで下落した。 

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