ドル円は上値が重い 一時110円台に下落する場面も=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 ドル円はNY時間に入って売りが優勢となっており、先ほど一時110円台に下落する場面が見られた。きょうも欧州通貨買い・ドル売りの動きが優勢となっている。そのような中、為替市場はドル売り圧力が強まっており、ドル指数は約半年ぶりの安値水準まで下落している。市場ではトランプ大統領の経済政策への執行力に疑問も高まっており、ドルは上値が重い。

 一方でトランプ大統領のロシア疑惑に関しては市場も一旦、やり過ごしている感もあり、米株は底堅い動きが続く中、円売りの動きがドル円をサポートしている。110円台に値を落とすものの、下値での押し目買いも見られ、いまのところは111円台はサポートされているようだ。

 先のサポートとしては110.90付近が意識されるが、その下は110.50や110.25付近、そして、200日線が109円台後半に控えている。

 今週も来月のFOMCの動向を巡ってFOMCメンバーの発言が注目される。きょうはハーカー・フィラデルフィア連銀総裁やカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わっていたが、講演の事前テキストでの経済や金融政策への言及はない。会見やマスコミとのインタビューで何か出てくるか、このあとも引続き注目ではある。

USD/JPY 111.12

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美
 

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