【これからの見通し】ドル円はレンジ取引を意識、ポンドは指標を警戒

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 この後の海外市場でドル円は113円台半ばを中心としたレンジ取引が予想される。
 基調はドル高円安で変わっておらず、下がったところでは買いが出る展開に。
 もっとも、先週末の米指標の弱さ以降、6月の米利上げ期待がやや落ち着いており、高値を買い上げるだけの勢いが見られない。ドル円は114円台の実需がらみの売りも意識されており、上下ともに動きにくい展開に。

 注目は17時半の4月の英物価統計。インフレターゲットの対象である消費者物価指数前年比の予想は+2.6%と、2月、3月の2.3%を更に上回る見込み。ターゲットの2%をしっかり超えて、許容上限である3%が視野に入る展開に。カーニー総裁は年の終盤に2.8%超でピークというインフレ見通しを示しているが、今回の結果次第ではさらに物価上昇が強まる可能性が意識される。この場合ポンド買い圧力が強まる可能性も。

みんかぶ「KlugFX」山岡和雅 

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