NY株式1日(NY時間11:54) ダウ平均 27847.10(+65.40 +0.24%) ナスダック 11258.63(+91.12 +0.82%) CME日経平均先物 23345(大証終比:+35 +0.15%) きょうのNY株式市場、本日から10月相場に入ったが、序盤は幅広い銘柄に買いが先行し、ダウ平均は続伸して始まった。協議が難航している米追加経済対策の合意への期待を高めているようだ。ペロシ下院議長とムニューシン米財務長官の前日の協議での合意はなかったが、両氏とも交渉は前進しており、今後も続けると述べていた。 ムニューシン長官はテレビインタビューで、「対策案は1.5兆~2.2兆ドル規模になるとみており、適正な妥協案なら受け入れる用意がある」と語っていた。また、ホワイトハウスのマケナニー米報道官はきょうの会見で「トランプ政権は提示案を1.6兆ドルに引き上げている」とも語っていた。 ダウ平均は取引開始直後に259ドル高まで上昇したが、その後は伸び悩む動きが見られ、一時下げに転じる場面もみられた。政治専門サイトのポリティコが「ペロシ議長は合意にかなり懐疑的な口調だった」と伝えた。与野党は価値観を共有できておらず、ペロシ議長は子供の扶養控除に言及し、民主党は大幅縮小に承諾しているものの、共和党はゼロを主張しているという。また、取引開始前に発表された米新規失業保険申請件数が回復の鈍さを示したことや、NY州での新規感染者数が5月以降で最多になったと伝わったことも、株式市場には重石となっているようだ。 ただ、市場の上値期待は根強く、9月からの下げはあくまで調整であり、それも一段落して来ているとの見方が下値を支えており、ダウ平均はプラス圏での推移を続けている。 エネルギー株の下げが目立っている。過剰供給への懸念から原油相場が急落していることが圧迫しているようだ。銀行株は序盤こそ上昇して始まったものの、途中から下げに転じた。FRBは前日引け後に、大手銀に課していた配当金と自社株買いの制限措置を年末まで延長すると発表した。一方、IT・ハイテク株や産業株、消費関連株が堅調。 アルファベット(C) 1492.37(+22.77 +1.55%) フェイスブック 265.90(+4.00 +1.53%) ネットフリックス 509.18(+9.15 +1.83%) テスラ 438.18(+9.17 +2.14%) アマゾン 3189.60(+40.87 +1.30%) エヌビディア 541.67(+0.45 +0.08%) ツイッター 45.56(+1.06 +2.37%) ダウ採用銘柄 J&J 148.13(-0.75 -0.50%) P&G 139.62(+0.63 +0.45%) ダウ・インク 46.80(-0.25 -0.53%) ボーイング 167.92(+2.66 +1.61%) キャタピラー 148.20(-0.95 -0.64%) ハネウェル 164.15(-0.46 -0.28%) ビザ 203.66(+3.69 +1.85%) ナイキ 126.20(+0.66 +0.53%) ウォルグリーン 35.88(-0.04 -0.11%) 3M 159.56(-0.62 -0.39%) セールスフォース 252.56(+1.24 +0.49%) シェブロン 70.89(-1.11 -1.54%) コカコーラ 49.05(-0.32 -0.65%) ディズニー 123.46(-0.62 -0.50%) マクドナルド 220.46(+0.97 +0.44%) ウォルマート 143.32(+3.41 +2.44%) ホームデポ 277.49(-0.22 -0.08%) JPモルガン 96.61(+0.34 +0.35%) トラベラーズ 107.83(-0.36 -0.33%) ゴールドマン 199.92(-1.05 -0.52%) アメックス 100.31(+0.06 +0.06%) ユナイテッドヘルス 312.28(+0.51 +0.16%) IBM 121.59(-0.08 -0.07%) アップル 115.98(+0.17 +0.15%) ベライゾン 59.36(-0.13 -0.22%) マイクロソフト 211.90(+1.57 +0.75%) インテル 52.16(+0.38 +0.73%) アムジェン 256.16(+1.70 +0.67%) メルク 82.11(-0.84 -1.01%) シスコシステムズ 38.82(-0.21 -0.53%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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