ダウ平均は続落 欧州が活動制限再導入の中、再び不安感が広がる=米国株前半

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY株式15日(NY時間11:40)
ダウ平均   28378.64(-135.36 -0.47%)
ナスダック   11663.20(-105.53 -0.90%)
CME日経平均先物 23415(大証終比:-85 -0.36%)

 きょうのNY株式市場は3日続落。英国、フランス、ドイツといった欧州の主要国で感染第2波が拡大しており、感染者は過去最多に膨らんでいる。その状況下で各国政府が再び活動制限導入を発表する中で、市場には再び不安感が広がっている模様。ドイツは否定しているが、都市封鎖措置も復活するのではとの見方も出ている。

 米与野党の追加対策協議も依然として出口が見えない中で、年内の合意成立への期待が後退していることも、引き続き株式市場の重石となっているようだ。少なくとも大統領選までの合意への期待はほぼ無くなったと見られている。

 きょうもモルガンスタンレーが決算を発表するなど、今週は米大手金融の決算が発表になっていたが、悪くはないものの反応は鈍い。今後、決算が本格化して来るが、大統領選を控える中で、市場の反応は鈍いのではとの懸念も広まっている。

 最新の見通しではS&P500企業の純利益は18.9%の減益が見込まれており、従来からは上方修正されている。ただ市場からは、第2四半期は予想が極端に弱かった分、ポジティブ・サプライズが多かったが、今回は第2四半期よりは予想が強めであることから、第2四半期ほどのポジティブ・サプライズはないとの見方も出ている。しかし、全体的には楽観的なようだ。

 下値では押し目買い意欲もあるようで、投資家のリスク許容度が失われたわけではなさそうだが、目先は11月3日の米大統領選までは慎重に臨みたいといった雰囲気も強まっているのかもしれない。

 エネルギーや産業株が下落しているほか、IT・ハイテク株も戻り売りが続いている。ダウ平均は取引開始直後に332ドル安まで下げ幅を拡大したものの、その後は下げ渋る動きも出ている。

アルファベット(C) 1567.85(-0.23 -0.01%)
フェイスブック 266.25(-5.58 -2.05%)
ネットフリックス 542.02(+0.57 +0.10%)
テスラ 449.61(-11.69 -2.53%)
アマゾン 3320.01(-43.70 -1.30%)
エヌビディア 559.01(-4.80 -0.85%)
ツイッター 44.90(-1.08 -2.35%)

ダウ採用銘柄
J&J 146.65(-1.45 -0.98%)
P&G 143.63(-0.41 -0.28%)
ダウ・インク 48.48(-0.35 -0.72%)
ボーイング 163.20(-0.04 -0.02%) 
キャタピラー  163.26(-0.35 -0.21%) 
ハネウェル  171.63(-1.84 -1.06%) 
ビザ 199.65(-2.55 -1.26%) 
ナイキ 127.93(+0.27 +0.21%)
ウォルグリーン 36.98(+1.09 +3.04%) 
3M 167.76(-0.64 -0.38%) 
セールスフォース  256.71(-5.12 -1.96%) 
シェブロン 72.83(-0.12 -0.16%) 
コカコーラ 49.88(-0.24 -0.48%) 
ディズニー 126.62(+0.03 +0.02%) 
マクドナルド 228.17(+0.55 +0.24%) 
ウォルマート 144.55(+0.61 +0.42%)
ホームデポ 287.37(+0.28 +0.10%)
JPモルガン 100.92(+0.70 +0.70%)
トラベラーズ  111.53(-0.50 -0.45%)
ゴールドマン  209.10(-2.13 -1.01%)
アメックス 104.14(-0.67 -0.64%) 
ユナイテッドヘルス 325.04(+3.19 +0.99%)
IBM 124.66(-1.28 -1.02%)
アップル  120.10(-1.09 -0.90%)
ベライゾン 57.77(-0.67 -1.14%)
マイクロソフト  218.66(-2.21 -1.00%)
インテル 53.45(-0.10 -0.19%)
アムジェン 233.58(-3.97 -1.67%)
メルク 79.00(-1.51 -1.88%)
シスコシステムズ 39.58(-0.31 -0.78%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースの著者

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