NY株式20日(NY時間11:52) ダウ平均 28377.75(+182.33 +0.64%) ナスダック 11530.70(+51.82 +0.44%) CME日経平均先物 23580(大証終比:+50 +0.21%) きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。米追加経済対策への期待感から買いが優勢となり指数を押し上げている。ただ、前日の急落の反動の面が大きく、上値を伸ばす動きまでは見られてない。 市場は米追加経済対策の協議の行方に関心が集中している。ペロシ米下院議長が協議の期限を本日20日に設定している。特に報道も伝わっておらず、ムニューシン米財務長官とペロシ議長との会談まちのようだ。 もともと市場も、米大統領選前の合意は期待していなかった。双方が再び協議に戻ったことで関心を集め、合意できればポジティブ・サプライズになるであろうが、あまり期待はしていないものと思われる。ただ、米大統領選前に合意できなくても、その後にそれなりの規模で合意されるものと期待しており、今回は市場も過度に期待はしていないものと見られる。 決算発表が本格化してきているが、前日引け後にIBMが決算を発表し、予想を上回った。クラウド事業の売上高が全体で60億ドルと19%伸びたことが寄与した。しかし、株価は下落しておりダウ平均を圧迫している。暫定決算とほぼ同じ内容でサプライズはなかったことや、第4四半期の見通しを公表しなかったことで失望感も出ている模様。また、アナリストからは、IBMは「2022年の株」とし、辛抱強くなれば報われるとの評価も聞かれた。 S&P500企業のうち50社が発表を終えており、86%が予想を上回る利益を計上している。きょうも引け後にはネットフリックスやテキサス・インスツルメンツの発表が予定され注目される。 なお、米司法省が本日、反トラスト法違反でグーグルを提訴すると伝わった。同社の巨大な複合企業の基礎を形成する検索と検索広告の独占維持のために、反競争的な行為を行っていたと主張。結果によってはシリコンバレーを揺るがす可能性があるという。ただ、グーグルの持ち株会社アルファベット株はさほど、ネガティブな反応は見せていない。事前に予想されていたことでもあり、確定するまでには長い時間を要することが予想されることから、現段階では投資家も様子姿勢といったところなのかもしれない。 アルファベット(C) 1532.54(-2.07 -0.13%) フェイスブック 264.83(+3.43 +1.31%) ネットフリックス 527.52(-3.20 -0.60%) テスラ 423.61(-7.22 -1.67%) アマゾン 3214.01(+6.80 +0.21%) エヌビディア 545.44(+5.53 +1.02%) ツイッター 46.22(+0.40 +0.87%) ダウ採用銘柄 J&J 144.83(+0.51 +0.34%) P&G 143.28(+1.37 +0.95%) ダウ・インク 49.56(+0.72 +1.46%) ボーイング 167.22(+0.11 +0.07%) キャタピラー 169.16(+1.63 +0.97%) ハネウェル 174.44(+2.85 +1.63%) ビザ 197.73(+0.76 +0.38%) ナイキ 129.67(+2.24 +1.75%) ウォルグリーン 37.10(+0.14 +0.36%) 3M 171.73(+2.18 +1.28%) セールスフォース 255.52(+0.51 +0.20%) シェブロン 71.39(+0.11 +0.15%) コカコーラ 50.22(+0.60 +1.20%) ディズニー 124.70(+0.47 +0.37%) マクドナルド 228.41(+2.41 +1.05%) ウォルマート 144.62(+1.67 +1.15%) ホームデポ 287.57(+3.84 +1.33%) JPモルガン 100.36(+0.56 +0.55%) トラベラーズ 117.25(+5.41 +4.77%) ゴールドマン 209.57(+3.88 +1.88%) アメックス 103.13(+0.66 +0.63%) ユナイテッドヘルス 326.39(+2.17 +0.66%) IBM 118.17(-7.35 -5.84%) アップル 117.09(+1.11 +0.93%) ベライゾン 57.02(-0.28 -0.48%) マイクロソフト 214.94(+0.72 +0.33%) インテル 53.74(-0.84 -1.55%) アムジェン 230.44(-0.20 -0.08%) メルク 78.28(-0.39 -0.49%) シスコシステムズ 39.14(-0.16 -0.40%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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