株価指数先物【引け後コメント】大型テック株の見直しが意識されるため日経225型優位の状況は継続

配信元:株探
著者:Kabutan
大証12月限
日経225先物 24120  +380 (+1.60%)
TOPIX先物 1648.5  +19.0 (+1.16%)

 日経225先物は前日比380円高(+1.60%)の2万4120円で取引を終了。寄り付きは2万3890円とシカゴ先物清算値(2万3885円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き直後につけた2万3860円を安値にじりじりと上げ幅を広げており、前場半ばに2万4000円を回復。ランチタイムにナイトセッションで付けた高値(2万4070円)に顔合わせすると、後場はショートカバーの流れが強まり、大引け間際には2万4180円まで上げ幅を広げている。

 米国同様、ブルーウェーブポジションのアンワインドが強まる形となり、グロース優位の展開。指数寄与度の大きいソフトバンクグループ <9984> 、東京エレクトロン <8035> が終日強含みの展開だったほか、アルツハイマー治療薬に関する報道が好感されたエーザイ <4523> がストップ高となり、この流れから中外製薬 <4519> 、第一三共 <4568> など医薬品株が上昇したことも日経平均株価をけん引した。

 NT倍率は先物中心限月で14.67まで上昇し、8月高値水準を明確に上放れる形状となった。日経平均株価の2万4000円回復で目先筋の利益確定の流れが出やすいだろうが、一方でショートに傾けているとみられる海外勢においては、ショートカバーやヘッジ対応に伴う買い需要が意識される。先物の累積出来高は6月以降、2万3000円から2万3700円辺りで積み上がりがみられていたため、このレンジを上放れたことによるショートニーズは多いだろう。

 大統領選については最終結果まで時間を要することになり調整ムードが強まる可能性があるが、権利行使価格の2万3875円、2万3750円レベルまでの調整は想定の範囲とし、2万4000円処での値固めから、年末ラリーを意識したトレンド形成を意識しておきたい。NT倍率は引き続き上昇傾向が続くと考えられるが、節目の2万4000円回復によりいったん利益確定も一考。値固めが進む中でNT倍率が低下するようであれば改めてNTロングのポジションを取りたい。

 手口面では日経225先物にABNアムロが3380枚、野村が1190枚程度の売り越しに対して、モルガンSが1720枚、クレディスイスが1450枚、JPモルガンが1420枚程度の買い越し。TOPIX先物ではソジェンが3710枚、ABNアムロが2310枚、BNPパリバが2090枚程度の売り越しに対して、モルガンSが2790枚、シティが1350枚、ドイツが1100枚、クレディスイスが1000枚の買い越しだった。クレディスイスはCTA(商品投資顧問)経由のファンドのショートカバーであろう。また、先週売り越し基調が目立っていた米系証券についても、カバーの動きとなったようだ。

株探ニュース

このニュースの著者

Kabutan

有望株(銘柄)の発掘・選択をサポートするサイトです。株価 ニュース 決算 テーマや企業情報などが満載。 株価変動要因となる情報や株式の売買タイミングに役立つ情報、迅速な投資判断ができる仕組みを提供します。