大阪3月限 日経225先物 28790 +460 (+1.62%) TOPIX先物 1893.5 +28.0 (+1.50%) 日経225先物(3月限)は前日比460円高の2万8790円で取引を終了。寄り付きは2万8630円とシカゴ先物(2万8610円)にサヤ寄せする形でギャップスタートで始まった。買い一巡後は戻り売りにより前場半ばには2万8530円をつけたが、2万8500円辺りでの底堅さが意識され前引けにかけてはショートカバーが強まり、2万8700円を回復。ランチタイム以降は2万8700円を中心とした2万8660円~2万8740円辺りでのレンジ推移が続くなか、大引け間際にはポジション調整に伴う買い戻しが強まり、現物の取引終了後には2万8800円まで上げ幅を広げ、2万8790で取引を終えた。 ギャップスタート後はTOPIX型優位の展開が続いていたが、TOPIXが昨年来高値を更新するなか、日経225型の修正も意識される形となり、上昇率としては若干、日経225先物が上回る形となった。ただし、NT倍率は先物中心限月で15.20倍と低下傾向にある。5日移動平均線(15.26倍)、25日移動平均線(15.29倍)を捉えてくるまでは引き続きTOPIX優位の展開が意識されやすい。また、決算発表が本格化しているが、上方修正が目立つ状況にある。出遅れていたバリュー銘柄の上方修正はより大きなインパクトにつながるため、TOPIXを押し上げやすくなっている。 来週も1500社超の決算発表が控えているが、8日はソフトバンクグループ <9984> の決算が予定されている。指数インパクトが大きいこともあり、ポジティブな決算内容を示せないと日経225型への修正も期待しづらくなるだろう。一方で、10日のトヨタ自動車 <7203> の決算が評価されるようだと、バリューシフトへの見方が強まりNT倍率の低下に向かわせやすいだろう。 手口面では日経225先物はABNアムロが4370枚、ソジェンが630枚程度の売り越しに対して、シティが1150枚、モルガンSが970枚、JPモルガンが900枚、野村が860枚、クレディスイスが840枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが3970枚、ABNアムロが1840枚、三菱UFJが1040枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが5560枚、BofAが1120枚、ドイツが940枚、クレディスイスが940枚程度の買い越しだった。日経225先物、TOPIX先物いずれもABNアムロやソジェンの売り越しが目立っており、裁定取引に伴う買い(先物売り・現物買い)が膨らんでいる。 株探ニュース
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