25日の東京株式市場は前日の米株高を受け大きくリスクオンに傾き、日経平均株価は大幅高で、前日の下げ分を取り返す展開となった。 大引けの日経平均株価は前営業日比496円57銭高の3万168円27銭と急反発。東証1部の売買高概算は14億6095万株、売買代金概算は2兆9211億4000万円。値上がり銘柄数は1383、対して値下がり銘柄数は707、変わらずは102銘柄だった。 きょうの東京市場は、前日とは正反対の展開でリスク選好ムードの強い地合いとなった。米国株市場でNYダウが大幅高で過去最高値を更新したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も反発に転じたことで市場心理が改善、主力株を中心に広範囲に買い戻される展開となった。新型コロナワクチンの普及期待が一段と高まるなか、米株高に追随する形で海運、鉄鋼、機械といったグローバル景気に敏感なセクターや、半導体などハイテクセクターも上昇して全体指数を押し上げた。業種別では東証1部33業種中、30業種が上昇する買い気の強い地合い。ただし個別株ベースでみると、値上がり銘柄数は1400に届かず、全体の6割強にとどまっている。売買代金は3兆円には届かなかったものの2兆9000億円台まで膨らみ活況相場の様相を呈した。 個別では、ソフトバンクグループ<9984>、任天堂<7974>が大きく買われたほか、ファーストリテイリング<9983>も上値指向が強い。ソニー<6758>、東京エレクトロン<8035>も買いが優勢だった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクもしっかり。村田製作所<6981>、日本電産<6594>などが高く、エムスリー<2413>も上昇した。Orchestra Holdings<6533>、プロパティエージェント<3464>が値を飛ばし、前田道路<1883>も大幅高、東洋エンジニアリング<6330>も物色人気。 半面、イオン<8267>が下落、テルモ<4543>も軟調。セブン&アイ・ホールディングス<3382>も値を下げた。シュッピン<3179>、オンワードホールディングス<8016>が大幅安、アルテック<9972>、日医工<4541>も大きく値を下げた。ブルドックソース<2804>、キャリアリンク<6070>も安い。 出所:MINKABU PRESS
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