NY為替市場は次第にドル売りが強まっており、ドル円は115円台に値を戻しているほか、ユーロドル、ポンドドルは上げを加速させている。この日発表になった1月の米消費者物価指数(CPI)が予想を上回る強い内容となったことで、米利上げ期待が一層強まっており、為替市場はドル買いの反応を強めた。 ドル円は一時116.35円付近まで上昇し、年初の高値に顔合わせしたほか、ユーロドルは1.13ドル台に一時下落した。しかし、しばらくして徐々にドル売りが優勢となり、米CPI後の上げを取り戻すと、今度は一気にドル売りが加速している。ユーロドルは1.14ドル台後半まで上昇。 短期金融市場ではFRBの利上げ期待を一層高め、7月までに1%、年内1.5%までの利上げを織り込む動きが見られている。0.25%ずつの利上げと仮定すれば、年内に6回の利上げを想定している。 ただ、前回の米CPIの発表時にも見られた現象だが、市場はFRBの利上げをだいぶ織り込んでおり、ある種の材料出尽くし感から、逆にドル売りの反応が出ているのかもしれない。きょうの強い米CPIは過度に積み上がっているドルロング解消の絶好の機会となっている可能性もありそうだ。また、年内に6回の利上げの想定も、直近のFOMCメンバーの発言からすれば、現段階では実現性は低いと見ている面もあるのかもしれない。 USD/JPY 115.93 EUR/USD 1.1468 GBP/USD 1.3615 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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