中東紛争の早期終結期待広がる、原油下押しドル売り、欧州株高で円売りも=ロンドン為替概況 ロンドン市場は、ドル安と円安が交錯する展開。昨日のトランプ発言をきっかけに市場では中東紛争の早期終結への期待が広がっている。NY原油先物は一時96ドル台まで急落した。有事のドル買いが巻き返されている。また、欧州株や米株先物・時間外取引が続伸しており、リスク選好の動きが円売り圧力になっている。ユーロドルは1.16台乗せ、ポンドドルは1.33台前半に上昇。ユーロ円は184円付近へ、ポンド円は211円台乗せへと買われている。ドル円は158円台での上下動となっており、ドル売りと円売りの両面を受けて方向性に欠けている。また、ユーロ対ポンドではポンドが堅調だが、前日のポンド売りに反動が入っているもよう。英中銀は、イラン戦争が世界経済に対し「深刻なマイナスの供給ショック」を引き起こしたと指摘。ドイツ主要経済研究所は2026年ドイツ経済予測を大幅下方修正した。足元では市場動向は落ち着きつつあり、このあとのトランプ発言タイムや米ADP雇用統計などの発表待ちとなっている。 ドル円は158円台半ばでの取引。東京午前に159.01付近まで買われたが、その後は上値を抑えられている。ロンドン朝方にかけて原油相場が急落したことを受けて、ドル売りが強まり158.28付近に安値を広げた。市場には中東紛争の早期終結への期待が広がっている。ロンドン時間に入ってからは158.70台まで下げ渋るなど、売買が交錯している。欧州株や米株先物・時間外取引が続伸しており、リスク選好の円売り圧力が掛かっている。また、新たに就任した浅田日銀審議委員は、自身をリフレ派と認めているが、現状ではスタグフレーションでの金融政策の困難さを指摘するなど慎重な姿勢だった。 ユーロドルは1.16付近での取引。東京早朝の1.1551付近を安値に、ロンドン序盤にかけて1.1611付近まで高値を伸ばした。その後もユーロ高・ドル安水準を維持している。ユーロ円も東京早朝の183.30付近を安値に買われ、ロンドン午前には高値を184.02付近に更新している。対ポンドでは軟調に推移している。3月ユーロ圏製造業PMI確報値は51.6と速報値51.4から小幅に上方改定された。一方、ドイツ主要経済研究所は2026年ドイツ経済予測を大幅下方修正した。欧州株や米株先物・時間外取引は大幅高。原油相場の下げが好感されている。 ポンドドルは1.33台前半での取引。東京早朝の1.3220付近を安値に、一方通行で買われている。ロンドン市場では高値を1.3320付近へと伸ばしてきている。ポンド円も堅調。東京早朝の209.81付近を安値に、ロンドン市場では一時211.16付近まで高値を伸ばした。ユーロポンドは0.8712から0.8742までのレンジでユーロ売り・ポンド買いが優勢。前日のポンド売りに調整が入っているもよう。3月英製造業PMI確報値は51.0と速報値51.4から下方改定された。英中銀は、イラン戦争が世界経済に対し「深刻なマイナスの供給ショック」を引き起こしたと指摘した。いずれにも特段の反応は見られなかった。 minkabu PRESS編集部 松木秀明
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