株価指数先物【昼のコメント】 リバウンドにより5日線水準を回復、戻り一巡感も高値キープなら25日線意識へ

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比450円高の2万6770円(+1.70%)前後で推移。寄り付きは2万6350円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6300円)を上回る格好で小幅ながら買い先行で始まった。寄り付きを安値にリバウンドを強めるなか、前引けにかけて2万6780円まで上げ幅を広げる場面も見られた。

 注目された3月の米消費者物価指数(CPI)を無難に通過し、前日の大幅な下げに対するリバウンドの動きとなった。ファーストリテイリング <9983> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]など、指数インパクトの大きい値がさ株が指数をけん引する格好となり、日経225先物は前引けにかけて5日移動平均線水準を捉えてきた。ランチタイムでは2万6790円まで上昇するなど、高値圏での推移をキープできれば、25日線が位置する2万6820円辺りまでのリバウンドが意識されてきそうだ。

 ただし、5日線辺りで一巡感が高まるようだと、後場は米国同様に利食いの動きが強まる可能性もあるため、強弱感は対立しやすいだろう。NT倍率は先物中心限月で14.21倍に上昇した。朝方に25日線を割り込み14.10倍まで低下した後は、急速に切り返す格好で75日線水準を回復している。NTショートの巻き戻しも一巡した感がありそうだ。

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