小幅続伸、需要期を控えた期待感が買い誘うも上値伸びず=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物7月限(WTI)(終値)
1バレル=110.29(+0.01 +0.01%)

 ニューヨーク原油の期近は小幅続伸。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.01~0.37ドル高。その他の限月は0.67~1.14ドル高。
 
 バイデン米大統領がトランプ前政権時に導入された対中関税の引き下げを検討すると述べたことが景気見通しを圧迫しているインフレ懸念をやや緩和し、相場を押し上げた。主要な米株価指数は先週末にかけて下値探りだったが、週明けは堅調に推移。来週の米メモリアルデー以降、低調に推移しているガソリン需要が回復すると期待されていることも支援要因。ただ、米国の石油需要が季節的な要因で回復するのか不透明感が強く、上値は限定的だった。

 時間外取引で7月限は111.96ドルまで堅調に推移したが、通常取引開始にかけて押し戻されるとマイナス転換した。ただ、下値は広がらず、その後は前日終値付近で推移した。


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