大阪6月限 日経225先物 26740 -310 (-1.14%) TOPIX先物 1878.5 -20.0 (-1.05%) 日経225先物(6月限)は前日比310円安の2万6740円で取引を終了。寄り付きは2万7000円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7085円)を下回り、小幅ながら下落して始まった。寄り付き直後に2万7060円とプラスに転じる場面もあったが戻りは鈍く、その後は下げ幅を広げて前場半ばには一時2万6810円まで売られた。売り一巡後は2万6850円~2万6950円辺りで保ち合ったが、後場半ば辺りからレンジを切り下げると、引けにかけて一時2万6730円まで売られた。 23日の米国市場では主要な株価指数が大幅に上昇したが、前日の段階である程度の先回り的な動きもあったと見られ、利食いが優勢となった。また、写真・動画共有アプリ「スナップチャット」運営の米スナップが、4-6月業績を下方修正したことが嫌気され、時間外取引で30%を超える急落となった。これを受けてメタ・プラットフォームズ など他のSNS関連に連想売りが拡大。グローベックスの米株先物の弱い動きがセンチメントを冷ます格好となった。 慎重姿勢が強まるなか、ナスダック100先物の下落率が2%を超えて推移していたことから、押し目狙いのスタンスだったロングの動きも、終盤にかけてクローズに向かったようだ。まずはスナップの反応次第となろうが、連想売りが限定的となれば、日経225先物は25日、75日移動平均線水準からの仕切り直しが意識されてくる可能性もあるだろう。 もっとも、25日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨のほか、エヌビディア の決算発表を控えている。特に足元で企業業績に対する市場の反応は大きく、投資家の関心が集まりやすい。エヌビディアは足元で画像半導体の鈍化懸念から売られていたため、決算を受けてアク抜けにつながる可能性も意識されやすいだろう。そのため、ショートも仕掛けづらい需給状況であり、短期的な売買に振らされやすくなりそうだ。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.23倍に低下した。14.21倍~14.26倍での保ち合いであり、前日の上昇分のリバランスの動きであろう。25日線が支持線として機能していることもあり、スタンスとしては同線に接近する局面では、その後の上昇を想定したNTロングのポジションを組成する動きとなろう。 手口面では、日経225先物はクレディスイスが730枚、野村が850枚、JPモルガンが640枚程度の売り越しに対して、みずほが1000枚、ABNアムロが710枚、SBIが500枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はみずほが1680枚、UBSが775枚、JPモルガンが760枚程度の売り越しに対して、SMBC日興が1610枚、野村が900枚、バークレイズが650枚程度の買い越しだった。久しぶりにクレディスイス経由でのショートの動きが目立った。 株探ニュース
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