大阪9月限 日経225先物 27710 +40 (+0.14%) TOPIX先物 1927.5 -2.5 (-0.12%) 日経225先物(9月限)は前日比40円高の2万7710円で取引を終了。寄り付きは2万7740円とシカゴ日経平均先物(2万7745円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。7月の国内既存店売上高が2カ月ぶりに前年実績を上回ったと発表したファーストリテイリング <9983> [東証P]のほか、今期業績予想を上方修正したダイキン工業 <6367> [東証P]の上昇が日経平均株価をけん引するなか、現物の寄り付き直後には2万7820円まで上げ幅を広げた。ただし、アドバンスト・マイクロ・デバイセズが時間外取引で7%近く下落していることが神経質にさせており、上値を積極的に買い上がる動きとはならず、前場半ばには2万7610円と下落に転じる場面も見られた。売り一巡後は前引けにかけて2万7770円まで持ち直したものの、後場は2万7660円~2万7750円辺りでこう着が継続した。 米中関係の緊張が警戒されるなかで、昨日の円相場は1ドル130円半ばまで円が買われたが、本日は1ドル133円前半で推移と円高一服により、買い戻しの動きに向かわせたようである。また、決算発表による個別の要因とはいえ、指数インパクトの大きい主力銘柄で決算評価の買いが見られ、これが日経平均型の優位につながった。日経225先物は前場半ばまでで日中の高安が決まり、後場は100円程度の保ち合いを継続するなか、NT倍率は先物中心限月で一時14.40倍まで上昇した。 6月の低下基調が強まる前の水準まで回復し、6月の戻り高値14.42倍に接近したため、いったんはNTロングの利益確定に伴うリバランスが入りやすいだろう。ただし、テクニカル面では52週移動平均線を上回り、週足の一目均衡表では「雲」下限を突破してきた。厚い「雲」のため日柄調整も意識されると見られるが、遅行スパンは実線を下から上に突き抜ける、上方シグナルを発生させてきた。調整を意識しつつもテクニカルシグナルが好転を見せてくるなか、NTロングでのスプレッド狙いの動きは引き続き入りやすいと見ておきたい。 手口面では、日経225先物はゴールドマンが820枚、みずほが660枚、クレディスイスが660枚、ドイツが500枚程度の売り越しに対して、野村が1280枚、ABNアムロが900枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はみずほが1720枚、BNPパリバが670枚、ソジェンが540枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが1240枚、バークレイズが890枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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