大阪9月限 日経225先物 27960 -280 (+0.99%) TOPIX先物 1935.0 -14.5 (-0.74%) 日経225先物(9月限)は、前日比280円安の2万7960円で取引を終了。寄り付きは2万8160円と、シカゴ日経平均先物(2万8125円)にサヤ寄せする格好で売り先行で始まった。2万8190円まで下げ幅を縮めたものの戻りは鈍く、前場半ば辺りから下落幅を広げ、節目の2万8000円を下回った。後場の取引開始後に2万7940円まで売られる場面も見られたが、次第に底堅さも意識されるなか、2万7940円~2万8000円辺りで保ち合いを継続した。 米エヌビディアの下方修正を嫌気した米ハイテク株安に加え、東京市場では前日に決算を発表した東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]の下げが日経平均株価の重荷となった。この指数インパクトの大きい2銘柄で日経平均を約228円押し下げたため、今後も両社の動向に関心は集まりやすいだろう。 なお、エヌビディアは時間外で小幅な下げにとどまっていたほか、グローベックスの米株先物で主要な指数先物は小幅ながらプラス圏で推移している。ソフトバンクグループは一気に75日移動平均線水準まで下落したほか、一目均衡表では「雲」上限までの調整を見せた。東京エレクトロンは、一目均衡表の「雲」下限に抑えられた格好で調整し、25日線まで下げてきた。テクニカル的な調整の範囲内であり、短期的にはリバウンド狙いの動きが入りやすい水準まで下げてきている。調整局面でリスクを取りに行く動きを見せてくるようだと、日経225先物も2万8000円を挟んだ底固めを経て、再び6月高値をターゲットとしたトレンドへと向かわせよう。 NT倍率は先物中心限月で14.44倍に低下した。ただし、一時14.41倍と6月戻り高値水準まで低下した後は下げ幅を縮めており、NTロングの利益確定伴うリバランスが先行したものの、低下局面ではNTロング組成の動きも意識されていた。とはいえ、米国では10日に7月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えているほか、日本は11日が祝日で休場となるため、リバランスが中心となりそうだ。 手口面では、日経225先物はみずほが900枚、野村が900枚、BofAが790枚、BNPパリバが480枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが2320枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はゴールドマンが1320枚、三菱UFJが660枚程度の売り越しに対して、BNPパリバが540枚、ABNアムロが520枚程度の買い越しだった。裁定ポジションの解消(現物売り・先物買い)の動きが目立った。 株探ニュース
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