農業機械のディア<DE>が上昇。取引開始前に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、予想を上回る純利益の見通しを示している。 農産物の価格高騰がトラクター需要を刺激し続け、サプライチェーンの制約が緩和される中、来年は純利益が過去最高に急増すると予想している。米国と中国での干ばつとウクライナ紛争による混乱で作物価格が上昇し、生産者が老朽化した機械を交換するようになった。同社は農家の収入増の恩恵を受けている。 同社のメイCEOは、サプライチェーンの制約の克服、工場の生産量増加、製品供給のための並外れた努力に言及した上で、「農業のファンダメンタルズとフリートの動静、そしてインフラへの投資増加に基づいて、来年は好調に推移すると予測している」と述べた。 (8-10月・第4四半期) ・1株利益(調整後):7.44ドル(予想:7.09ドル) ・売上高:155.4億ドル(予想:133.8億ドル) 耕作機械:74.3億ドル(予想:66.1億ドル) 小規模農業・芝生:35.4億ドル(予想:34.6億ドル) 建設・林業:33.7億ドル(予想:33.3億ドル) (23年度通期見通し) ・純利益:80~85億ドル(予想:78.1億ドル) ・耕作機械売上高:15~20%増 ・小規模農業・芝生売上高:0~5%増 ・建設・林業売上高:約10% (NY時間09:44) ディア<DE> 442.27(+25.71 +6.17%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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