NY株式4日(NY時間10:19) ダウ平均 33103.37(-33.00 -0.10%) ナスダック 10376.70(-10.28 -0.10%) CME日経平均先物 25675(大証終比:+65 +0.25%) 日本時間の0時に発表になった12月のISM製造業景気指数は48.4と判断基準である50を2カ月連続で下回った。米製造業がFRBの利上げの影響を受け、将来の需要低迷に備え続けていることが示された。ISM製造業景気指数とGDPとの関係で言えば、48.7を上回っていれば、GDPがまだ拡大を示唆しているとも言われているが、今回はその分岐点を下回っており、リセッション(景気後退)入りの可能性を示唆している。 全体的に景気の落ち込みを示す一方、FRBが注目している雇用は50の大台を回復し、底堅さが温存されていることが示された。 この結果を受け、米株式市場は売りの反応が見られ、ダウ平均は下げに転じている。FRBの引き締め長期化期待とリスク回避の両面が米株式市場を圧迫している模様。 なお、同時刻に米労働省が発表した11月の米求人件数は1045.8万件と前回の修正値から減少した。ただ、予想は上回っており、前回分は約1051.2万件に上方修正され、こちらも底堅い米労働市場を示している。 ISM製造業景気指数(12月)00:00 結果 48.4 予想 48.6 前回 49.0 ISM製造業景気指数(12月) 景気指数 48.4(49.0) 新規受注 45.2(47.2) 生産 48.5(51.5) 雇用 51.4(48.4) 入荷遅延 45.1(47.2) 在庫 51.8(50.9) 仕入価格 39.4(43.0) 輸出 46.2(48.4) ()は前回 米求人件数(11月) 結果 1045.8万件 予想 1005.0万件 前回 1051.2万件(1033.4万件から修正) アップル<AAPL> 125.84(+0.77 +0.62%) マイクロソフト<MSFT> 227.03(-12.55 -5.24%) アマゾン<AMZN> 84.13(-1.69 -1.97%) アルファベットC<GOOG> 88.35(-1.35 -1.51%) テスラ<TSLA> 110.04(+1.94 +1.79%) メタ・プラットフォームズ<META> 126.50(+1.76 +1.41%) AMD<AMD> 64.29(+0.27 +0.42%) エヌビディア<NVDA> 144.40(+1.25 +0.87%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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