株価指数先物【昼のコメント】 円高修正の流れのなか、売り一巡後はNTショートの巻き戻しが強まる

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比140円高の2万5920円(+0.54%)前後で推移。寄り付きは2万5700円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万5680円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。ただし、寄り付きを安値にリバウンドを見せており、5日移動平均線水準での攻防に。前場半ば辺りに同線を突破するとショートカバーが強まり、終盤にかけて一時2万5950円まで買われた。

 日経225先物は、米国市場でのハイテク株安の流れを引き継ぎ、売り先行で始まった。ただし、為替市場では1ドル=133円半ばと円高修正の動きが続くなか、売り先行で始まった東京エレクトロン <8035> [東証P]が切り返すなど、日経平均型優位の展開を見せた。NTショートの巻き戻しの動きが継続する格好から、NT倍率は先物中心限月で一時13.85倍に上昇する場面も見られた。

 米雇用統計を控え積極的な売買は手控えられているものの、年初の下落に対するリバランスの動きが強まっているようだ。日経225先物はこれまで上値を抑えられていた5日線を突破したことにより、ショートカバーが入りやすい。後場はこう着感が強まるものの、5日線を上回って推移するようだと、引けにかけてショートカバーが強まる可能性はありそうだ。

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