日経225先物は11時30分時点、前日比260円安の2万6110円(-0.98%)前後で推移。寄り付きは2万6200円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6195円)にサヤ寄せする形で売りが先行した。米国市場が上昇した流れを受けて、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が指数をけん引し、前場半ばには2万6350円まで下げ幅を縮める場面も見られた。ただし、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が売り先行で始まった後も下落幅を広げたことが日経平均の重荷となり、SQ値の2万6325円21銭を下回った辺りから、先物主導でショートが強まり、2万6060円まで売られた。 為替市場で一時1ドル=128円台まで円高が進むなか、ハイテク株への買い戻しが見られたことが安心感につながっていたが、ファーストリテイリングが下げ止まらず、先物市場でのショートを仕掛ける材料になってしまった。日経225先物がプラスに転じることができなかったこともあり、節目の2万6000円水準を狙った動きへと向かわせた。 なお、NT倍率は先物中心限月で一時13.69倍に低下し、4日の安値13.72倍を下回っている。いったんはボトム形成を狙ったNTロングでのスプレッド狙いのトレードが意識されるものの、まずはファーストリテイリングの下げ止まりを確認したいところだろう。 株探ニュース
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