日経平均株価 始値 26880.21 高値 26938.28(14:45) 安値 26788.76(09:16) 大引け 26906.04(前日比 +352.51 、 +1.33% ) 売買高 9億7748万株 (東証プライム概算) 売買代金 2兆3190億円 (東証プライム概算) ----------------------------------------------------------------- ■本日のポイント 1.日経平均は大幅続伸、2万7000円台が目前に 2.前週末の米ハイテク株高受けリスクオンの地合い 3.為替のドル高・円安も輸出株中心に追い風となる 4.朝方はいったん伸び悩むも後場は強調展開が続く 5.値上がり銘柄数は1500超、85%の銘柄が値上がり ■東京市場概況 前週末の米国市場では、NYダウは前日比330ドル高と4日ぶりに反発した。決算を発表したネットフリックスの株価が急伸したことが好感され、ハイテク株を中心に買いが優勢となった。 週明けの東京市場では終始買い優勢の展開で、日経平均株価は350円あまりの上昇で2万7000円台まであと100円弱に迫った。 23日の東京市場は、朝方から大きく買い優勢に傾いた。前週末の米国株市場ではハイテク株中心に買いが集まりNYダウが300ドルを超える上昇を示したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も290ポイント近く水準を切り上げ、上昇率でダウを大きく上回った。これを受けて、東京市場でも半導体関連や電子部品株をはじめ広範囲にリスクを取る動きが強まった。取引時間中に外国為替市場で1ドル=130円近くまでドル高・円安が進んだことも輸出株に買い安心感をもたらし、先物主導で日経平均を押し上げた。朝方は伸び悩む場面があったものの、後場は徐々に下値を切り上げる展開となった。値上がり銘柄数は1500を上回りプライム市場全体の85%を占めた。ただ、売買代金は2兆3000億円にとどまり、やや盛り上がりを欠いたといえる。 個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が買われ、日経平均寄与度の高いファーストリテイリング<9983>も大きく上昇、ソフトバンクグループ<9984>なども堅調な値動きを示した。日本製鉄<5401>や中山製鋼所<5408>など鉄鋼株も物色人気となった。水戸証券<8622>が急騰したほか、河西工業<7256>も大幅高。グローバルキッズCOMPANY<6189>も値を飛ばした。 半面、エーザイ<4523>が軟調、東芝<6502>も冴えない。NEC<6701>もやや売りが優勢に。ダイコク電機<6430>が急落、日本金銭機械<6418>、ウェルネオシュガー<2117>などの下げも目立った。カナミックネットワーク<3939>、ビジョン<9416>、スノーピーク<7816>なども下値を探る展開となった。 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、SBG <9984>、ダイキン <6367>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約157円。 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523>、アステラス <4503>、三越伊勢丹 <3099>、オリンパス <7733>、高島屋 <8233>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約6円。うち4円はエーザイ1銘柄によるもの。 東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は電気・ガス業、保険業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉄鋼、(2)機械、(3)化学、(4)電気機器、(5)情報・通信業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)空運業、(2)陸運業、(3)銀行業、(4)水産・農林業、(5)食料品。 ■個別材料株 △CDG <2487> [東証S] DX推進による工数削減奏功し22年12月期業績は営業利益が計画上振れ。 △クリエイト <3024> [東証S] 23年3月期業績予想と期末配当計画を上方修正。 △ティーケーピー <3479> [東証G] 識学 <7049> [東証G]と資本・業務提携を材料視。 △サイステップ <3810> [東証S] 新株予約権発行と子会社上場巡り商い活発。 △プレイド <4165> [東証G] 「KARTE for App」が買い物アプリ「ONE」に採用。 △アジャイル <6573> [東証G] TikTokチャンネル運用のコンフィの全株式取得へ。 △レーザーテク <6920> [東証P] 米半導体株高を受け押し目買い誘発。 △スポーツF <7080> [東証G] 3月末を基準日に1→2へ株式分割。 △水戸 <8622> [東証P] 年間配当金の下限20円で利回り妙味。 △ロイヤルホ <9713> [東証S] 海外不動産ファンド運営大手と資本・業務提携。 ▼サンバイオ <4592> [東証G] 辻村副社長の辞任を嫌気。 ▼イオン北海道 <7512> [東証S] 株式売り出し発表で需給悪化を警戒。 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)水戸 <8622>、(2)河西工 <7256>、(3)Gキッズ <6189>、(4)ワイヤレスG <9419>、(5)芦森工 <3526>、(6)鳥居薬 <4551>、(7)メドレー <4480>、(8)中山鋼 <5408>、(9)ギフティ <4449>、(10)三協立山 <5932>。 値下がり率上位10傑は(1)ダイコク電 <6430>、(2)日金銭 <6418>、(3)ウェルネオS <2117>、(4)藤田観 <9722>、(5)カナミックN <3939>、(6)ビジョン <9416>、(7)スノーピーク <7816>、(8)力の源HD <3561>、(9)オーイズミ <6428>、(10)トレファク <3093>。 【大引け】 日経平均は前日比352.51円(1.33%)高の2万6906.04円。TOPIXは前日比18.51(0.96%)高の1945.38。出来高は概算で9億7748万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1563、値下がり銘柄数は226となった。東証マザーズ指数は771.58ポイント(17.99ポイント高)。 [2023年1月23日] 株探ニュース
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