売り買い交錯、一時強含むが方向感は限定的=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物3月限(WTI)(終値)
1バレル=81.62(-0.02 -0.02%)

 ニューヨーク原油の期近は売り買い交錯。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.02ドル安~0.04ドル高。その他の限月は0.13~0.73ドル高。

 ゼロコロナ政策が終了した後の中国の需要回復が期待されていることが一時相場を押し上げた。来月から欧州連合(EU)がロシア産の石油製品の海上輸入を停止することや、EUや主要7カ国(G7)が原油に続きロシア産の石油製品にも上限価格を設定する見通しであることは警戒感を高めている。ただ、春節入りで市場参加者が減少していることが値動きを抑制し、買いは続かなかった。

 時間外取引で3月限は81.05ドルまで軟化したが売りは続かず、通常取引開始に向けて強含んだ。通常取引序盤には82.64ドルまで上昇。ただ、引けにかけては失速し、上げ幅を消した。

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